超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

【これはやってはいけないことを…!!】那須正幹『ズッコケ怪盗X最後の戦い』

これは…さすがの怪盗Xも思わぬ事態に見舞われたようで。だけれども相手も下手こいたよね。一番怒らせちゃいけない相手を怒らせちゃうんだもの。

【厄介な差別という問題】田中宏『在日外国人 新版』

まだまだ解決されていない問題でしょう、出なければ割と最近あった入管での死亡事件なんか起こりっこありませんので。そもそも敵意でしか見てないのも要因でしょう。

【とてつもない終わり方】三島由紀夫『五人五衰 豊饒の海(四)』

この作品は結末部分に賛否が出るとともに、この一連の展開で様々な考え方ができそうな面白い本ですね。でも、著者亡き今、それは調べようがないんですよね。

【なぜその罪を】ウンベルト・エーコ『薔薇の名前(下)』

やっぱりあの作品下地にしているのこの作品だ…犯人指定までも一緒だ…ただし結末の一部と異端者に関しては出てこないので異なるけど…なので展開が読めてしまったのは言うまでもありません。

【エッの刺激が多すぎ問題】平坂読ほか『僕は友達が少ない ゆにばーす2』

ある言葉をこれでもかと連呼していやがる大問題作。まあ大体においてあの子のせいでもありますが。あの子が作ったもののせいでね。でも一番面白いのはある人の無謀な挑戦ね。

【正体不明の女は…】ミッキー・スピレイン『俺の拳銃は素早い』

実はこの本だけある出版社で翻訳がされていないはぐれ本です。なので読む際にはご注意を。2冊目でこれというね。物語は助けた女性が正体不明でひき逃げされてしまったことからはじまります。

【敬語は無理に使わんほうがいいぞ?】野口恵子『「ほぼほぼ」「いまいま」?!』

何百回、なん前回聞いても習っても敬語というものは理解できません。普段使わないからこそ重宝されるけれども…そつのない表現と誠実さのほうが大事な気がするの。

【タイトルの真の意味は…】澤田ふじ子『惜別の海(下)』

タイトルの意味はすべて読み終えたときに理解ができるはずです。どうしてそうなるかを物語りを終え、本を閉じたときあまりにも悲しくなることでしょう…

【なに、槍が降るのかね?】那須正幹『ズッコケ芸能界情報』

何だって!?三人組がスカウトされただとぉ!!モーちゃんの姉のタエ子のオーディションの付き添いできた3人。だけれどもひょんなことから元タレントに声をかけられて…?

【元も子もないと言うのはなしだ】斎藤美奈子『冠婚葬祭のひみつ』

タイトルで一種の危険性を感じた皆さん、大正解です(笑)秘密の部分がひらがななんですよ。はい、ところどころに著者の元も子もない毒吐きがあります。真面目な人にはちょっときついかな…

【熱量高めの青春】須藤靖貴『俺はどしゃぶり』

アメフト青春小説といった感じでしょうか。アメフトという土壌のない高校で作られたアメリカンフットボール同好会。デカい体のみしか取り柄がなかった子たちは…

【さすがの男も落ちぶれる】ミッキー・スピレイン『ガールハンター』

※中の人は不祥事をやらかしたので次紹介から時系列戻ります、悪しからず。でも衝撃の巻だからね。あのマイクが落ちぶれて無様になるのだから…

【食によって変わるもの】アミの会『おいしい旅 しあわせ編』

これは大好きなシリーズなので追いかけるのは必然となります。7つのそれぞれの食。時にそれは傷ついた心をいやしたり、なぜかヘンテコな事件(?)に巻き込まれたときの解決の糸口になったり…

【堕落を招くものを阻止せよ!!】クライブ・カッスラー『海中密輸ルートを探れ』

これジャンルミステリーではないんだなぁ…謎解きではないから。アドベンチャー系の作品(?)ひょんなことからとんだ極悪人との戦いに巻き込まれることになります。

【巻の名前ゆえの災難】平坂読『僕は友達が少ない CONNECT』

これ災難な巻だねー…ナンバリングがされていないがゆえに存在を忘れ去られがちですが「必読」となっています。これ読まないとでは解像度が違いますし、最後がつながるであろう旨の表記があるので。

【これは実に不快かと】三島由紀夫『暁の寺 豊饒の海(三)』

著者のある種の性癖が爆発しているといっても過言ではない作品です。特に本多があることの「ために」やったことは相当な代物です。そして終盤のそれは…

【難解さとミステリーと】ウンベルト・エーコ『薔薇の名前(上)』

難解系な作品にミステリー要素が付け加えられたもの。異端派の部分は難しいのでなんのこっちゃにはなると思います。でもなぜだろう、どこかで見たことのある設定が…

【その仕事にかける熱意】安藤忠雄『建築家 安藤忠雄』

なぜ、彼の設計したものは人を引き付けるのか。一度完成するとそこからさらに声がかかるという不思議。なぜならば、そこに妥協はないから。そして絶え間ない創造行為。

【女は、自分の存在を捨てた】コーネル・ウールリッチ『黒衣の花嫁』

これは一応出されているレーベルはミステリー系だけれども読者には謎解きの要素を最後の方まで与えてはくれないのでミステリーにするのは弱いかも…なぜ彼女は復讐へと走ったのか…?

【それぞれが迎えるあの出兵】澤田ふじ子『惜別の海(上)』

猿関白が犯した最大の愚行…彼への不信感は日増しに増していくばかりでした。この物語はそんな愚行になすすべなく巻き込まれていく様々な人たちの物語です。

【子どもだからと侮るなかれ】那須正幹『ズッコケ家出大旅行』

彼らは確かにまだ小学生。だけれども高学年は思った以上に物事を考えているの。家出の先は遠い大阪。だけれども思わぬトラブルにも見舞われて…

【これは読む、あるいは該当の劇を見ないと…】井上ひさし『夢の泪』

この作品の感想は仔細には書かないでおきましょう。一切読む意味がなくなります。大事なある言葉だけは、ちゃんとよく見てほしいんだ。

【向き合う時がやってきた】平坂読『僕は友達が少ない8』

ついぞ小鷹は目を背けていた事柄に向き合うこととなります。そして面と向かって語り合うのです。あのひょうきんだけれども一番みんなを見ているあの子と。

【きっと負の感情はずっと、ね…】森田たま『新編 随筆歳時記』

著者はいわゆる毒親(特に母親)持ちだったのでしょうね。そりゃあそれだけしつこく言われて自尊心を傷つけられたらつらくもなるわよね。何気にあの時代からあのアイツがいたの!?

【敵は強大】ミッキー・スピレイン『大いなる殺人』

赤ん坊を残したまま銃に倒れた男。どうやら彼はあまりよろしくないものに絡んでいたがゆえに命を落としたようで。そしてマイクにも魔の手は迫っており…

【エネルギー、半端ないって】辻野晃一郎『グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた』

何なんだ、この人の並々ならぬエネルギーは。これじゃ並の人たちは太刀打ちできないから悪い気起こしちまうんだろうな。マイナスになるだけなのにね…

【当たり前にされることさえ許されなかったことが】森謙二『墓と葬送の社会史』

目を背けがちとなりますが、必ず来るであろう個人の終了…「死」そこには周りの縁もなく死を個で迎えないといけない人もいるでしょう。そういうのを望む人もいるんですよね…

【神秘的系奇書】キアラン・カーソン『琥珀捕り』

なーんかよみづれぇなこれ!!と思ったらなんか脈絡がないんだよ、これ。しかもつながりも意図的だろうけど変な感じだし…実験的な作品なのかな?(タイトルがアルファベット順のため)

【すべてに背を向かれた青年は…】三島由紀夫『奔馬 豊饒の海(二)』

転生が絡む作品ですがラノベ要素のそれとは違いますからね…彼の体のほくろを見てかつての友は生まれ変わりを自覚するのです。そんな中その彼がよからぬ計画をしているようで…

【今はもっと厄介だと思うな】福島章『ストーカーの心理学』

残念ながらこの本はストーカー防止法が施行される前の本なので情報が古いことは否めません。したがって対策法は現在は使えないものになっています。だけれどもどういうのかを知るのは大事なことですぜ。