超雑読と趣味と

そこに本があるだろ?ありゃあ読むのよ。

2023-01-01から1年間の記事一覧

【なんか見たことのある光景…】ウィリアム・ギブスン『あいどる』【再読(らしいよ…?)】

タイトルの後ろに変なのがついているけど気にしない!!この作品は今読むと現実化しているものが結構あったりします。ただしこの作品のように何かの装置を使うまでは…あるか、確かに。

【何をしても救われない】道尾秀介『骸の爪』

あらかじめ注意しておきますがこの作品、実に後味の悪い作品となっております。真備たちが関わっても関わらなくてもいずれここには悪い運命しかなかったのだと思います。まあ救いようのない事実しか出てこないぞ…

【こじつけ感があっても…】三浦展『ファスト風土化する日本』

恐らくこれを読んで、ああ、と思えることでしょう。私の近所にもあるし、少し行ったところもこの有様ですよ。そして問題点に関しても…

【子供たちの本気!!】那須正幹『うわさのズッコケ株式会社』

児童文学におさめるのがすんごくもったいない作品です。子どもながらに気づいたことから始まったかゆいところに手の届く商売。時にトラブルもあるけれども人たらしで乗り切っちゃうのだ!!

【ひょうきんな悪人たち】ドン・ウィンズロウ『キング・オブ・クール』

今までに見たことのないピカレスクものですね。ある高度な物を作ることができるようになった人たちがたどる波乱と騒々しい運命です。文章も特殊。

【こりゃあムッツリだな!!】村上春樹『村上朝日堂はいかにして鍛えられたか』

一応一連のエッセイは読んだかしらね。一部要素は批判されるかもね。(映画のところ)でも結構うなずける部分は多いと思うん。

【依頼主は因縁の…】ジェイムズ・クラムリー『ダンシング・ベア』

読み進めていて、お、これはいいなと感じた本でした。おそらく時代を経るにつれて著者の文章力が錬成されていったのだと思います。もちろんお酒も出てくるし女もいます。でも今回は頼もしい相棒もいるんですよ。

【実にシッチャカメッチャカだな!!】椎名誠『新宿熱風どかどか団』

なんていう作品だ!!こんなにシッチャカメッチャカ!!でも面白い!!そして元気が出る!!でもひどい経験もしてる!!不思議な人だよな…

【宿敵、あらわる】ナンシー・A・コリンズ『ゴースト・トラップ』

今回の作品は間違いなくファンタジー。一応魔法は出てくるけれどもちょっと毛色は違うものだと思いますよ。(特にラストを見れば)

【命が消えたその先】高橋繁行『葬祭の日本史』

なにかと死はタブーとされがちです。誰だっていつぞや起きることに目を背けたいのは確かでしょう。だけれども、確実に通らねばならないのです。そんな、弔いに関しての本がこの本となります。

【いわくありげなもの】ウィリアム・ギブスン『ヴァーチャル・ライト』

サイバーパンクの大家の新シリーズ作品です。ただし、この作品はまだサイバーパンクというものが本格的に出る前の時代かな?そういう描写はほとんどなくそれにつながる「道具」の争奪戦という体をなしています。

【どこの国でも猫はかわいい】村上春樹『うずまき猫のみつけかた』

猫の写真がいっぱい出てきますよ。それと画伯の絵(今回はカラーだぞ)が出てきます。1個とびきりシュールなのがあって笑わせていただきました。画伯命は無事だったのかな…

【やはり意味深、来たな…】グレッグ・ベア『ファウンデーションと混沌』

きっと読んでいて、落差を覚えるかもしれませんね。「なんて読みやすいんだ…!!」でも前の巻の方はそういうスタイルですので…今回は心地よい読み心地できちんとファンを喜ばせる描写もあります。

【正直さと、胸糞と】ジミー大西『天然色日記』

多分この本は現在基準だと炎上案件になる部分があります。よく~なやつはというけれどもそのテンプレなやつが出てくるのです。でもきちんとコイツは罰はこの当時でもある程度受けてるけどね。

【いろいろな要素を含む、厄介な代物】井崎正敏『ナショナリズムの練習問題』

本当にこの言葉はよくわからないものです。過去にこの言葉のつく同じう新書を読んだ覚えがありますが「わからん」となりましたからね。いろいろと絡むからでしょう。

【ちょっとだけ読書注意な】那須正幹『ズッコケ宇宙大旅行』

表紙からは想像できませんが、一応ある条件上少々読書注意となります。あれがいるからです。(ただしワンクッション挟んでいるので温情はあるかな)ホラー要素もあったりするぞ!!

【さりげないしぐさに…】復本一郎『俳句とエロス』

もうっ、素敵なワードが入っていますね。エロスだなんて言う。冒頭のそうでないものと、終盤のもう攻めのエロスはちょっとすごいですが、あとはいろいろ想像できてはかどる作品ばかりです。

【なんかいろいろと…】ナンシー・A・コリンズ『ミッドナイト・ブルー』

解説部分にミスがあります。(実際の訳のやつは別作品)それとこれはファンタジー分類ではないような。雰囲気的にはサイバーパンクに近いかもしれません。(吸血鬼ものだけどね)

【想い出と、食】アミの会『おいしい旅 想い出編』

アンソロジーの2冊目。こっちは食べ物とともに想い出がテーマとなっています。思わぬほっこりな展開と不思議な作品もちらほらと。

【その探偵、飲んだくれ】ジェイムズ・クラムリー『酔いどれの誇り』

ちょっと読む人を選ぶハードボイルドでしょうかね。まあとにかく登場人物がことごとく飲んだくれ。しかも妙にけんかっ早いんだよね。これじゃあ探偵業もあがったりだろうよ…

【唐突な飯テロ】アミの会『おいしい旅 初めて編』

この本からは(仮)がなくなっています。一応2冊構成の片方。もう1冊は後日紹介するわよー…こちらは旅・食・かつ初めてがテーマとなっています。結構闇部分がある作品が多いわね。

【唐突に他の地へだと…!!】ジェリイ・ソール『異次元への冒険』

出版年は1953年。随分と昔の作品で…ちなみにタイトルには異次元とは言っていますが原題は違います。原題は『コスティガンの針』といった感じかな。これは博士の名字ね。

【あれあれ…?】村上春樹『村上朝日堂 はいほー!』

読み始めて違和感を覚えることでしょう、あれ、画伯の存在が…そうです、画伯は今回添え物程度なのですよ。相変わらず彼らしさは全開ですね。

【難儀な代物】グレゴリイ・ベンフォード『ファウンデーションの危機』

ついにこのシリーズに手を出すことができた…のですがなんで軒並みレビューが低いのかは理解ができた気がします。本編にない設定、入っていやしませんかね?それとこの方の文は難解すぎるのよ…

【その奇妙な神隠しは…】道尾秀介『背の眼』

新年1発目はこれ。ちなみに同一作家が短いスパンできましたが「たまたま」です。こんなこともあるんだよ。今回はいわくありげな土地で起きた連続神隠し&自殺事件…そこにはある裏があったようで。