超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧

【あらゆる死と、破滅と】青山真治『死の谷'95』

文章に独特の世界観がある方です。結構エッジが効いているので苦手な人は苦手とするのではないでしょうか。大嫌いな兄から頼まれた妻の素行調査。しかしながら思わぬ展開が待っていて…

【なにぃ、モテがやって来ただと?】那須正幹『ズッコケ愛のプレゼント計画』

バレンタインチョコほぼ壊滅状態(何とハカセにすら負ける)ハチベエについにチョコいっぱいゲットのチャンスが?そこにはある理由があって…

【男は狡猾な鬼に変貌した】コーネル・ウールリッチ『喪服のランデヴー』

これは本当悪いのは復讐された側ね。ただし一人のを除いてはほぼほぼとばっちりよ。その一番の悪は救いようのない復讐をされますがね。

【彼には疑いを晴らす術はなかった】西村京太郎『四つの終止符』

途方もない企画、始めました。そう、全冊読んでみよう企画。この作品は社会派の作品。聴覚に障害を持つがゆえに受けた不条理が招いた悲劇です。

【アレなものの裏には…】ミッキー・スピレイン『女体愛好クラブ』

こういうタイトルが来られちゃうと私のブログの健全さが損なわれちゃう…(どこが健全なんだ?)怪しげな組織が絡んでいる事件、しかしそれ以上に危険なものも…

【何かこのジャンルではない感じ】七尾与史『死亡フラグが立ちました!』

ある種問題作と言えましょう。確かに発想はすごいとは思うけどこれをこじつけてしまうのは無理に感じてしまいました。面白いんだけどね…キワモノだねぇ。

【この治安の悪い地域で】ピーター・ロビンソン『罪深き眺め』

また長そうなシリーズものを引きあてました。そういうのに定評のある中の人でございます。この作品は元からアンフェアなので推理はせず事件の線が結ばれるまで根気強く読んでいきましょう。

【感電死からはじまる神父たちの死】竹本健司『闇の中の赤い馬』

この作品はちょっと賛否が出ちゃうかもなぁ…展開にやや難があるように映ってしまったので。あるキリスト教系の学校で起きてしまった落雷による死亡事故。ところがその後にも事故があったけど…あれれ?