大切な人はその存在だけで
元気とやる気をもらえる。
尊いよな。
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おいしい旅 しあわせ編 KADOKAWA 2023年10月24日
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その悩みもおいしさがあれば…
この作品に出てくる人たちは
あるものを追いかけていたり、
悩みを抱えていたり、大変な思いをしたり
大変な目に遭ったり(?)といった人ばかりです。
ン?なんで?の付いているのが紛れているかって?
これは実際こうだからですよ。
でもしあわせと書いてありますので
決してひどい目に遭わないことだけは
確実ですのでご安心ください。
(まあ痛い目には遭ったのか…)
感想
あ、大変な目に遭っているのは2作品あるや。
?が付くほうは後半に出てくる作品で
シリアスそうに見えますが爆笑できる作品です。
?がつかない方は
ヴェネチアに行ったのだけれども
そこでスリの被害に遭ってしまった
女性のお話。
だけれども全財産をすられた方には
持っていなかったので大丈夫でしたが…
ここでは祖母との思い出が出てきます。
まあ彼女の家系は悲しきかな、
男性運には恵まれない方なのです。
なので母親も、祖母もいわゆるシングルマザーでした。
その思い出に出てくる言ってはいけない言葉が
印象的でしたね。
それを言うと悪いことが…のやつ。
これって現代でも通ずると思うのです。
今はこうして電子の膨大な海に記録が残るのです。
もっともっと咎という代物は
厄介になっているでしょうね。
ちなみにその旅で主人公は
母と祖母のぎくしゃくした原因を
理解したようですね…
こういう切ないのは刺さるよね…
最後の作品も同様に刺さる作品ね。
オーロラを見に行くぞ!!というだけの旅行だったけど
残念ながら天候には恵まれず…
だけれどもそこで出会った日本人女性と
意気投合することになるのです。
お互いこの人たちはやるせない思いをしているの。
この作品の主人公はヤングケアラーですね。
最初に明言はされていないですが
認知症の祖母の介護を負っていたのです。
さらにその後も倒れた父の介護。
ちなみに祖母の介護の時点で彼女は大学を
中退させられています。
やっと得た束の間の楽しみの時間。
そして出会えた最高の女性と
最高の食事の数々。
油物はいけないとは言うものの、
どちらもいっぱい苦労して、涙を流したんだ
多少の怠惰は許されると思うのですよ!!
うん、いい作品だったね。
おわりに
?の方の作品はネタバレしちゃうと
全然面白くない作品なのでここでは紹介しないよ!!
だけれども本当に笑えると思います。
いや、そういうオチが待ってるんか―い!!
とね。
でもハッピーエンドだからいいのですが。
実によきでありました。
