超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

【通らなければならない道】ダレン・シャン『ダレン・シャン 2』

ついに避けられなところまでダレン少年の体は来ていました。半バンパイアである以上、避けられないことがあるのです。「人間の血を吸う」ことが…

【それぞれの家庭のそれぞれの問題】森浩美『家族の言い訳』

基本的に結構刺さる作品ばかりでした。離婚の危機を迎えている家族、すでに夫を亡くした妻。事業に失敗し、家族に黙って死を選んだ男…だけれどもまだ救いはあるよね…?

【!】【ブックスローイングはやめましょう】清涼院流水『ジョーカー』

うっかり手にとって、あまりに時間をかけて読んだ挙句、本投げるなよ…っていうぐらい破壊力がなかなかのミステリーらしきものです。

【この世の不条理】那須正幹『ズッコケ三人組の推理教室』

これはちょっと賛否が出そうな作品だよね…確かにそれは現実なんだけれどもな。ただしちゃんと真実を突き止めた4人はえらいと思うよ。

【バーン、とな】イーヴリン・E・スミス『ミス・メルヴィルの後悔』【一応再読らしいよ?】

プッツンしてつい「うっかり」ズドーンとしてしまった相手はある組織の狙撃対象者だった!?そこから組織のスナイパーとして活躍することに(?)なる一人のミスのお話。

【小粒でも濃ゆいぞ】二階堂黎人『ユリ迷宮』

初めて短編集に出会ったけど普段よりもディスカウント(?)でも内容は実に濃いのです。なんでこんなに濃いのが書けるんだろう。実にえげつない…

【未知のものへの探求】原康夫『量子の不思議』

一番この分野がとっつきづらくて、言葉を聞くだけで脳が拒絶反応を起こすのではと思っています。だけれども、細かな目で見ればこれも日常に転がっているのです。

【船幽霊が掠奪を繰り返す】平岩弓枝『はやぶさ新八御用帳(二)』

丁寧だなぁ…読んでいて安心する本は心地が良いものです。船幽霊という未知の存在に悩まされる新八郎。だんだんと手掛かりが出てくる中最悪の報告が…

【メインはあの超速の】川辺謙一『図解 新世代鉄道の技術』

時折リニアに関して出てきますね。だけれどもまだ問題があるというか…いろいろも新しいものを取り入れるのにはリスクがありますね。ちなみにリニアって別の意味もあるのよ…?

【彼の力の終焉】ギュンター・グラス『ブリキの太鼓 第2部』

読めば読むほど不思議で、そしてとことん狂気とエロスだなと感じる本。だけれどもオスカルは実は背が大きくなっているのよね。それはつまり…

【切手の奥深さ】内藤陽介『事情のある国の切手ほど面白い』

これは面白いと思います。それぞれの国にはそれぞれの切手があります。そこには様々な思惑が見え隠れしてくるんですよね。

【2作品の圧倒的感】大森望責任編集『NOVA 2019年春号』

家にある本を引っ張り出してきた。かなり久しぶりですね、このアンソロジーを出すのも。やっぱりはSFはよいものなのじゃ。私のすべての出発点だから。

【友を守るために、その身を落とした】ダレン・シャン『ダレン・シャン1』

あまりにもこの作品は有名ですね。バンパイアもの。だけれども彼がバンパイアになったのは友を助けるためでした、

【栄華と衰亡】ゾラ『ナナ(下)』

後半ありきの作品かもしれません。男を虜にする力の最大時期の彼女は恐ろしさすら感じます。しかしながら…

【なんかおかしくないか…?】那須正幹『驚異のズッコケ大時震』

タイムスリップもの。だけれどもちょっと様相が特殊なようで…?なぜはちゃんと結末部分で明らかになります。

【キワモノ万歳!!!】清涼院流水『コズミック』

キターーーーーーー!!今は亡きあの人以来のメフィスト賞作家と言ったらの人。でも亡きあの人は誉め言葉が出るけどこの人の場合はお察しです。

【あまりにも悲しい事実】ジョーン・G・ロビンソン『思い出のマーニー 下』

これにて完結となります。マーニーが目の前から消えてしまった現実に愕然とするアンナ。しかしながらそのあとに思わぬ事実が出てきて…

【大奥のとある裏側】平岩弓枝『はやぶさ新八御用帳(一) 』

著者は最近亡くなってしまいました。残念だなと思いましたね。このシリーズは無論初めてです。あるシリーズのほうが有名かも?

【呪文なのか…?】寺田透『海山かけて』

まれに出くわすよくわからないものでした。ただし今までのとは違い著者が上から目線ではないやつです。世界観が独自すぎてついていけませんでした。

【何たるこの狂いよう】ギュンター・グラス『ブリキの太鼓 第1部』

太鼓に執着したある哀れな男の物語。その執着はやがて彼に一つの力を与えたわけですが、それが災禍のもとでした…

【本の分厚さにありったけの残酷さを込めて】二階堂黎人『悪霊の館』

実に面白い作品。だけれども邪悪さ満載のページ数。800ページ越え(注:ミステリー)どこからどこまでも陰鬱さしかないという悲惨な作品です。まあこの志摩沼家の一族がやらかしたせいですけどね…

【いっつも素寒貧!!】柴田錬三郎『御家人斬九郎』

この作品はテレビでも放送されていたので有名ですね!!私も見ていた記憶があるので知っています。まあまあ今見ても彼らはいろいろチートだと思うの。

【忘れていないかな、何かを】那須正幹『ズッコケ文化祭事件』

タイトルに?マークがつく人がいるでしょう。その反応は正解だと思います。ちなみに文化祭ですが小学校が舞台ですからね。何かと考えさせられるんじゃないかな。

【負の歴史は認めたくはない】林房雄『大東亜戦争肯定論』

過去一の内容のハードさでしたね。ページ数もとても多いためにこの本には苦戦させられました。人というものは負は認めたくないもの。でものちに判明した事実は…

【堕ちゆく男たち】ゾラ『ナナ(上)』

久しぶりに古典作品読んだな。別の作品の続編ですがそれを読まなくても楽しめる内容です。一人の華々しく舞台デビューした女性が男を手玉に取っていく物語(?)ですかね。

【結構アレなやつ】我孫子武丸『殺戮にいたる病』

震える作品というのが存在します。こういうのに出会ってしまうとなかなか強烈なものです。最後ありきの作品です。その道中もすごいの一言だけどね。

【ありのままの暮らし】森まゆみ『その日暮らし』

キーワードを見てびっくりすることでしょう。ですがちゃんとした母子家庭の暮らしです。時に海外旅行も。そしてあの有名な人との思い出も。

【だから読まれるんだな】浅田次郎『僕は人生についてこんなふうに考えている』

中の人、おそらく著者の本一冊も読んでおりません。結構この読書スタイルって穴があるもんだな…でも読まれるわけはわかった気がします。

【心を開かぬ少女】ジョーン・G・ロビンソン『思い出のマーニー 上』

ご想像の通り、中の人は一つとして映画を見ておりません。これが仕様です。ですが、すごく心に突き刺さったな。だって主人公、昔の私だもん。

【優しさからはじまる】那須正幹『謎のズッコケ海賊島』

モーちゃんの優しさへの恩返しはお宝を伝える紙だった…お宝と聞いて三人組が動かないわけがないでしょう。だけれども困難が彼らを待ち受けるのです。