超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

【光があれば、闇もある】倉橋燿子「守り石の伝説」

人には光の要素もあれば、闇の要素もあります。それがたとえ、正義の立場であったとしてもです。外伝というにはあまりにも多いボリュームに驚かれるかもしれません。でもそこにはあの出来事のあとの「彼ら」の奮闘が描かれているのです。

【すぐには体は作れない、でも効率よくはできる】寺田新「スポーツ栄養学」

体を作るということ。これはすぐにできることではありません。すぐにはできなくても、それを効率よく行うことはある程度は可能なのです。そのヒントがこの本には隠されているかもしれません。

【物事を追及する楽しさと、それを得るための苦しみと】前野 ウルド 浩太郎「バッタを倒しにアフリカへ」

この新書は、新書としては異例の300ページ越えの大作となっています。「どうせつまらないんだろ?」とお思いのあなた?ノンノン。表紙のアレさとのギャップに驚かれること、間違いないでしょう。

【長くその商品があるのには、ワケがある】山崎光夫「日本の名藥」

長い歴史を持つそれらの薬には「愛されるだけ」のゆえんがあるわけなのです。中にはお守り代わりという心理的な作用(?)もみられるものも。そして聞いたことのあるあの薬も出てきますよ。

【新たな発見に群がるハイエナたち】種村直樹「長浜鉄道記念館」

未知の作品が発見された…!!そういったものに群がる人は数多いものです。新鮮な情報というものは価値あるもの。だけれども、それに群がるものは必ずしも善良な者たちではないのです。今回の事件の関係者は特にね…

【方言が弾圧された時代もあった】井上史雄「変わる方言 動く標準語」

この本の内容は古くはなっては着ているものの、標準語の波及にはメディアの力というのが大きくかかわっているのは否定できない事実でしょう。ましてや今はSNSの時代ですので…

【心の窓は、開けられるの?】山中康裕「臨床ユング心理学入門」【再読】

人には誰にしも、心の中に闇を抱えているもの。たとえはたから「恵まれている」と思われていてもその人の闇はその人にしか理解できないのです。それは時に、表現するものに現れることがあるのです。