超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

2021-01-01から1年間の記事一覧

【一人きりで乗り越えた先は…】グレゴリイ・ベンフォード「荒れ狂う深淵」

このシリーズももはや残り1冊となりました。一番読みごたえがあると思います。親の意志に反し、助けてくれた友とともに逃げた青年。そこに待ち受けるものは…

【あなたは著者に、だまされる】西尾維新「掟上今日子の家計簿」

眠ってしまうと記憶が失われる忘却探偵の7冊目。今回は読者を欺く作品が目白押しとなっております。そして珍しく記憶をあえて消しますぞ…

【最後に見える、やさしさ】ジェームズ・ヤッフェ「ママは眠りを殺す」

マ●コン作品、3冊目です。ただし今回はそのウェイトは控えめ。なぜならば他の視点が存在するからです。今回は激中での殺害シーンが本当の殺人に…!!最後には思わぬ事実が出てきます。

【おそロシア、再び】小梅けいと「戦争は女の顔をしていない 2」

この本を見ると大国ロシアの恐ろしさを感じますね。(この戦争当時はソビエトだけどね)ただただ、彼女たちはこの不毛な戦いを終わらせるべく、邁進したわけで…

【まーた裏側でかい…】ジェームズ・ヤッフェ「ママのクリスマス」

マ●コンミステリー2冊目。この作品は確かに謎解きもあり、きちんと犯人を追いつめ、時に登場人物がえらい目にも合いますが1つのみちょっとミステリー好きにはつらい構成があるんですよね…

【その事件の裏側には…】高田崇史「QED 神器封殺」

今回は前巻の続き物となります。読んでいれば前巻の人物の敵と呼ばれる人間が殺されているのは明白です。

【どこまでも救えない…】グレゴリイ・ベンフォード「光の潮流(下)」

どこまでも救いようのない作品というのが存在します。この作品もそんな感じでしょう。人類はどこまでもどこまでも、数を減らしていくのですから。

【残酷な過去が明るみとなる】高田崇史「QED~ventus~熊野の残照」

この作品は…事件が起きません。ただし過去軸に実は事件が起きています。その背景は結構えげつないので読書の際はお気をつけて…

【その失踪、大いに裏あり。】西村京太郎「南紀白浜殺人事件」

おなじみの人物が出てきますね。一応本中では名前が出てこないんですけどちゃんとフルネームの設定がなされているんですよ。(SNSで初めて知りました)今回は失踪事件から見えてくる黒い事実が絡む作品です。

【この重厚感よ…】横山秀夫「動機」

重厚な作品というのはすごく心に突き刺さる分、読むのがつらく感じることがあります。この作品たちはまさにそう。決して読者がそうあってほしいという結果にはならないのが、実に歯がゆいものです。

【さあ、恐ろしいことの始まりです…】米澤穂信「インシテミル」

彼の作品はここでは未紹介ですが、かつて読んだ経験があります。そちらはほんわか系でしたがこの作品はダークそのもの。何せ高額バイトの裏側には血生臭さが混じっているんですから…

【あ…】ジェームズ・ヤッフェ「ママ、手紙を書く」

この作品はよくタイトルを聞く作品でした。ようやく読む機会に恵まれましたが…うーん。これは人を選ぶ作品だと思うのよ。

【得体のしれない、モンスター】グレゴリイ・ベンフォード「光の潮流(上)」

マンティスの意志を振り払いなんとか彼の手から逃れたキリーンたち。しかしながらそこでも困難が待ち受けることとなります。だんだんとキリーンの統率も限界になったとき、事件が起きるのです。

【恋をしたことがないだと…!!】蝉川夏哉「異世界居酒屋『のぶ』三杯目」

なろう小説発、チートな能力は人の胃袋をつかむこと!!の平和な作品の3冊目です。今回は皇帝がゆえに一般的な感情を抱けなかった青年が変わるお話がメインかも…

【いつもとは違う…】青柳友子「南フランスの恋泥棒」

一人二役のミステリーシリーズ。今回は日本を飛び出てフランスへと紅子は旅立ちます。そこで怒ってしまう連続殺人事件。被害者にはどうやらある秘密があるようで…

【絶対的な存在にないもの】グレゴリイ・ベンフォード「大いなる天上の河(下)」

どうあがいても絶望としか思えないこの作品。絶対的存在の「マンティス」ついに人間たちはそれに捕捉されてしまいます。どうやって彼らはその鎖から抜け出すのか…

【なんか怪しい影がいるぞ…】蝉川夏哉「異世界居酒屋『のぶ』二杯目」

異世界ものには珍しい、めちゃんこなチート能力のない作品。あ、あるといえばありますね。「人の胃袋と心をつかむ」力でしょうか。今日もこの居酒屋には様々な人が集まります…

【愛していたからこそ、喪失感が…】藤野千夜「君のいた日々」

読んでいると、違和感を覚えるかもしれません。なぜかというと視点が変わったとき、パートナーはなくなっているから。そう、時系列に違和感を覚えるのです。それもそう、それぞれの視点の「パートナーの死」のお話なのですから…

【偽の夫婦!!】西尾維新「掟上今日子の婚姻届」

なんと、今日子と厄介が夫婦になるですと…!!これもあるわけがあってなのではありますが。そんなユニークな偽設定をいかした作品です。

【環境は…】クリス・コスナー・サイズモア,エレン・ピティロ「私はイヴ」

多重人格を扱っている作品はこの作品じゃない、アルジャーノンのあの人のが有名かな。でもこんな作品もあるんですよ。多重人格では稀有な被虐待からそうなった人ではないケース。

【なんというか…】高田崇史「QED 鬼の城伝説」

その家にはあるいわくがありました。「釜が鳴る時、人が死ぬ」その釜が鳴ったとき、起きたのは…首を切断された殺人事件でした。

【どうあがいても…】グレゴリイ・ベンフォード「大いなる天上の河(上)」

シリーズ3作目です。なぜか以前読んでいた模様です…(笑)今回は刊行順に読んでいるので。機械が圧倒的優位に立つ時代で何とかして生き延びようとする人間たちの物語です。

【mmmmmm…】古野まほろ「探偵小説のためのゴシック 『火剋金』」

これにて、シリーズは完結となります。だけれどもなんだか含みのある感じではあるのよね。正直言ってしまうと読みづらさを覚えたのは否めません。(ただし妄想ダダ漏れではない)

【思わぬ真相が出てくる…】西尾維新「掟上今日子の退職願」

1日で記憶がなくなる、という特性を持った探偵の5冊目。今回は事件のパートナーとなる人が全員、女性警官だったりします。なのでちょっと違ったテイストですね。

【物事に、とらわれない】双龍「こういうのがいい 1」

この作品は著者のツイッターで上げっていた作品です。結構エッロ!!な作品でしたね。性にはどん欲だけれども、あらゆるものにとらわれない。なんだろう、そういう世界があってもいいんじゃない?

【この世の中は、不条理ばかり…】藤原緋沙子「月凍てる」

この世の中もそうだけれども、人生というものは不条理…どうにもならないことが続きます。この作品のテーマも、「どうにもならないもの」なのかもしれませんね。どうにもできないからこそ、切ないですし。

【あれ…?】梅原潤一「書店ポップ術 グッドセラー死闘篇」

シリーズ2作目。相川田主の梅原びっくりポップ術は炸裂するのですが実はこの本、致命的な構成欠陥があるのですよ。ボリュームたくさんなのにこれは残念…!!

【秘める気持ち、ダダ漏れよ?】晴十ナツメグ「ヤクザと目つきの悪い女刑事の話 1」

今回紹介するコミックはレアかも。私が見たのはTwitterではなくてYoutubeの方が初めてなので。Youtube版にはない部分もある気が…

【実にあっさりと…】高田崇史「QED~ventus~鎌倉の闇」

シリーズの中ではちょっとスケールもこじんまりした感じでしょうか。ただし歴史考証に関しては面白いですけどね。本当事件に関してはタタル自身もあまり触れていません。よって危険な目にも…

【ほっこり異世界、いかがですか?】蝉川夏哉「異世界居酒屋『のぶ』」

なろう系は初めてではないです。バリバリチートのノリノリ異世界ものも好きですが、異世界だけれどもチート要素はない、真剣勝負(お客さんの胃袋をつかむ)な作品もまた良いですよね。