超雑読と趣味と

そこに本があるだろ?ありゃあ読むのよ。

読書(その他)

【あなたは適正ありかな?】ウォルフガング・ロッツ『スパイのためのハンドブック』

タイトルを見て面食らうよね~。だけれどもこの作品、結構面白いのよ。スパイにならなくてもいかにして情報を集めるのかという参考にはなるからね。

【ありとあらゆる暗部】ジェイムズ・クラムリー『ファイナル・カントリー』

どこまでも突き抜けるハードボイルドです。いろいろな面でね。何しろこの探偵、飲んだくれ、女たらしですので(笑)今回の事件は多くの銃撃戦がある作品。そして恋も…

【終わりは、確定。】アンナ・カヴァン『氷』

SFの要素も出てくるけれどもそうでない分もあるので分類がしがたいわね。才能あふれる著者の渾身の作品。ただしプライベートは決して順風満帆ではなかったのです。

【哲学は人の世界そのもの】丸山圭三郎『言葉のエロティシズム』

私は哲学が苦手です。どうにもこうにも苦手です。なぜなのでしょうか?きっと素直になれないからなのかもしれませんね。

【最低で最高なやつら】ジェイムズ・クラムリー『明日なき二人』

この作品はいろいろ危険な作品です。だってまあ人がバッタバタ行くんですもの。で、読者に思考の機会を与えてくれない。えらい作品じゃよ。

【破滅への道】桐野夏生『OUT(上)』

この方の作品は登場人物が実に濃密。そしてまあまあただれている感が強いです。訳ありの人たちが道を踏み外したときに待ち受ける未来とは…

【この当時から輝いてる】加藤清史郎『こども役者』

この当時はこども店長が有名でしたが今は彼も立派な青年になりました。でもちゃんと青年になっても面影は残っています。努力って大事なんだね。

【言葉というものを得るまで】正高信夫『ことばの誕生』

著者の名前は有名ですね。あの物議を醸しだした…です。今回の本はいたってまじめな本。難易度は高めとなっております。サルと最後には人間の乳児を比較したものがあります。

【黒幕は…】ジェイムズ・クラムリー『友よ、戦いの果てに』

登場人物のカオスで定評のある著者の作品。今回はたくさん弾丸が飛び交います。何せかかわっている人物にあれな方々がいるのですから。あれはいけないやつだからねぇ!!

【やばい奴らを敵に回しちまったな!!】ドン・ウィンズロウ『野蛮なやつら』

前回の作品は前日譚ですが、この作品は本編となります。麻薬ビジネスに手を出した3人の若者。しかしそれをよく思わない連中が出てきます。

【失踪した娘の行方】ジェイムズ・クラムリー『さらば甘き口づけ』

とてつもなくカオスなハードボイルド作家と言ったらこの人。お色気も混じるわ銃撃戦のかなり激しいのをやるわとまあまあすごいのよ。今度は別の探偵のシリーズ。こっちはカオスさは控えめ。

【肩透かし…】ナンシー・A・コリンズ『フォーリング・エンジェル』

一応これで三部作は完結となります…なんだろうな、これは最初でも指摘はしていたけどどうも文章がとっ散らかっているのよね。

【ひょうきんな悪人たち】ドン・ウィンズロウ『キング・オブ・クール』

今までに見たことのないピカレスクものですね。ある高度な物を作ることができるようになった人たちがたどる波乱と騒々しい運命です。文章も特殊。

【こりゃあムッツリだな!!】村上春樹『村上朝日堂はいかにして鍛えられたか』

一応一連のエッセイは読んだかしらね。一部要素は批判されるかもね。(映画のところ)でも結構うなずける部分は多いと思うん。

【依頼主は因縁の…】ジェイムズ・クラムリー『ダンシング・ベア』

読み進めていて、お、これはいいなと感じた本でした。おそらく時代を経るにつれて著者の文章力が錬成されていったのだと思います。もちろんお酒も出てくるし女もいます。でも今回は頼もしい相棒もいるんですよ。

【実にシッチャカメッチャカだな!!】椎名誠『新宿熱風どかどか団』

なんていう作品だ!!こんなにシッチャカメッチャカ!!でも面白い!!そして元気が出る!!でもひどい経験もしてる!!不思議な人だよな…

【どこの国でも猫はかわいい】村上春樹『うずまき猫のみつけかた』

猫の写真がいっぱい出てきますよ。それと画伯の絵(今回はカラーだぞ)が出てきます。1個とびきりシュールなのがあって笑わせていただきました。画伯命は無事だったのかな…

【正直さと、胸糞と】ジミー大西『天然色日記』

多分この本は現在基準だと炎上案件になる部分があります。よく~なやつはというけれどもそのテンプレなやつが出てくるのです。でもきちんとコイツは罰はこの当時でもある程度受けてるけどね。

【なんかいろいろと…】ナンシー・A・コリンズ『ミッドナイト・ブルー』

解説部分にミスがあります。(実際の訳のやつは別作品)それとこれはファンタジー分類ではないような。雰囲気的にはサイバーパンクに近いかもしれません。(吸血鬼ものだけどね)

【想い出と、食】アミの会『おいしい旅 想い出編』

アンソロジーの2冊目。こっちは食べ物とともに想い出がテーマとなっています。思わぬほっこりな展開と不思議な作品もちらほらと。

【その探偵、飲んだくれ】ジェイムズ・クラムリー『酔いどれの誇り』

ちょっと読む人を選ぶハードボイルドでしょうかね。まあとにかく登場人物がことごとく飲んだくれ。しかも妙にけんかっ早いんだよね。これじゃあ探偵業もあがったりだろうよ…

【唐突な飯テロ】アミの会『おいしい旅 初めて編』

この本からは(仮)がなくなっています。一応2冊構成の片方。もう1冊は後日紹介するわよー…こちらは旅・食・かつ初めてがテーマとなっています。結構闇部分がある作品が多いわね。

【あれあれ…?】村上春樹『村上朝日堂 はいほー!』

読み始めて違和感を覚えることでしょう、あれ、画伯の存在が…そうです、画伯は今回添え物程度なのですよ。相変わらず彼らしさは全開ですね。

【嘘と、弱さ】道尾秀介『透明カメレオン』

その男性は、とてつもない声の力を持っていました。しかしながら現実はさえない男。そのギャップに苦しんできました。そして、その彼を知る謎の女性が現れたとき…

【結構いろいろな種類があったり】日本酒類研究会『知識ゼロからの焼酎入門』

私も一応時々(週1程度)飲酒をする習慣があります。焼酎は推しの焼酎がありますが最近は飲んでおりません。だけれども、水割りでもお湯割りでもおいしいんだ。実はこの本中で紹介されています。

【みょうちくりんな生き物たち】尼岡邦夫『深海魚』

日常の生活の中ではお目にかかることのできない深い深い海の世界。そこには光が届かない、かつ食料資源も乏しい中で工夫を凝らして生き延びる魚たちがいるのです。

【ひどい名前を付けてさしあげない】村上春樹/安西水丸『村上朝日堂の逆襲』

今回も濃いお話、集まっています。なるほどな、と思えるのもあったり。そして今回は画伯ではなくて別のちょっと癖ありな人が変な名前を付けられてしまっています。かわいそうに…

【文章を書く人の一生の命題】松林薫『迷わず書ける記者式文章術』

文章を書く、ということは何回やってもなれないものです。なぜかって、このニッチもニッチの果てのこのブログを見りゃあわかるだろ(苦笑)ただし主要なポイントというのはあるわけでして…

【あれ…なんかおかしいぞ?】南伸坊『本人遺産』

本を開くまで、まじめな本だと本気で思い込んでいた中の人がおります。(実話)本を開いて頭が爆発しましたね。何やら怪しいツラににらまれてるぞ、私ってね。

【本の厚みに世界を感じよ】平出隆『鳥を探しに』

詩を書く人の作品はなぜも文章が綺麗なのでしょうか…ただし、文章に美を込めるのでルビはほとんどありません。そのため少しばかりレベルが高いです。