超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

2022-12-01から1ヶ月間の記事一覧

【根性論はロクなことないぜ】那須正幹『花のズッコケ児童会長』

基本このシリーズは児童文学だけれども大人が読んでも気づかされることが多いです。この本では児童会長選挙だけど実際の選挙でも大事なこと、書いてあるんですよね。そう思うと…

【嘘と、弱さ】道尾秀介『透明カメレオン』

その男性は、とてつもない声の力を持っていました。しかしながら現実はさえない男。そのギャップに苦しんできました。そして、その彼を知る謎の女性が現れたとき…

【寂れた神社の忌々しい事実】高田崇史『QED 神鹿の棺』

最新刊まで追いつきましたね。今回は茨城が舞台です。有名な神社には思わぬ秘密が存在していたようで…そして出てくるわよ、血なまぐさい事実がね…

【結構いろいろな種類があったり】日本酒類研究会『知識ゼロからの焼酎入門』

私も一応時々(週1程度)飲酒をする習慣があります。焼酎は推しの焼酎がありますが最近は飲んでおりません。だけれども、水割りでもお湯割りでもおいしいんだ。実はこの本中で紹介されています。

【みょうちくりんな生き物たち】尼岡邦夫『深海魚』

日常の生活の中ではお目にかかることのできない深い深い海の世界。そこには光が届かない、かつ食料資源も乏しい中で工夫を凝らして生き延びる魚たちがいるのです。

【声をなくした少年の行き着く先】スティーヴ・ハミルトン『解錠師』

この作品はミステリー分類ですが一人の少年だった人間のたどった記録、と言ってもいいでしょう。なぜ彼は犯罪へと身を任せなければいけなかったのか…

【人というものは勝手ですなぁ!!】ロバート・シルヴァーバーグ『生と死の支配者』

その男は、命の選別をする権限を持っていました。冷酷そのものな男。だけれども、一人の男の関係者を殺す勇気はなかったようで…だけれどもその決断はやがて大きな争いとなるのです。

【人よ、傲慢さに気づけ】ジェイムズ・P・ホーガン『断絶への航海』

本来の畑に帰ってきた気がします。やっぱりSFは読書ライフの始まりだけあってよいものです。この作品は序盤に意味深な描写があります。でもフィクションだからね…と言い切りたい。

【ひどい名前を付けてさしあげない】村上春樹/安西水丸『村上朝日堂の逆襲』

今回も濃いお話、集まっています。なるほどな、と思えるのもあったり。そして今回は画伯ではなくて別のちょっと癖ありな人が変な名前を付けられてしまっています。かわいそうに…

【結構問題作だったり】那須正幹『ズッコケ山賊修行中』

これは児童文学だけれども無茶苦茶考えさせられる作品。どうして三人組はこの圧倒的絶望な状況から抜け出せたのか…ちゃんと答えはあるのですよ。

【文章を書く人の一生の命題】松林薫『迷わず書ける記者式文章術』

文章を書く、ということは何回やってもなれないものです。なぜかって、このニッチもニッチの果てのこのブログを見りゃあわかるだろ(苦笑)ただし主要なポイントというのはあるわけでして…

【なぜ彼は齢77にして立ち上がったのか】高田崇史『QED 源氏の神霊』

次で最新刊になりますね。(一応ガイドブックが来年出るみたい、楽しみ)おや、誰かが幸せになったみたいだぞ。ということで短編の答え合わせがここで登場します。今回は…割と素直よ。

【あれ…なんかおかしいぞ?】南伸坊『本人遺産』

本を開くまで、まじめな本だと本気で思い込んでいた中の人がおります。(実話)本を開いて頭が爆発しましたね。何やら怪しいツラににらまれてるぞ、私ってね。

【本の厚みに世界を感じよ】平出隆『鳥を探しに』

詩を書く人の作品はなぜも文章が綺麗なのでしょうか…ただし、文章に美を込めるのでルビはほとんどありません。そのため少しばかりレベルが高いです。

【知らないほうがいいこともある】入江曜子『溥儀』

この名前はある映画で有名ですね。私はその映画の曲だけはなぜか覚えています。だけれどもその生涯の仔細は…だと思います。ただし、本当に読書注意なものよ…

【人は、旅に惹かれてゆく】長田弘『詩は友人を数える方法』

人の楽しみはそれぞれあります。旅、もその一つでしょう。この本はアメリカを旅していく作者のお話。その中には詩が登場しています。あまり知られていない人が多め。