超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

【恐怖メーター、振り切るぞ】『恐怖小説コレクションIII 夢』【再読】

ここからは近代の作家。有名どころがまあまあひでぇぐらいにおっかないんだわ。約2名。1名は変態的に恐ろしい、もう一人は理不尽しかなくて恐ろしい。恐ろしさしかないぞ。

【冒頭の本気】那須正幹『ズッコケ財宝調査隊』

このシリーズも9冊目。今回は夏季合宿でお化けで腰を抜かしたモーちゃんが主人公となります。どうやら亡くなったモーちゃんの母の兄がある秘密にかかわっていて、それを探ろうとするのですが…

【何たるドS具合よ】村上春樹 安西水丸『村上朝日堂』

私は著者の小説としてのそれは才能は間違いないとは思っていますが文章は正直好きではありません。多分アンチに入っちゃうんだろうな…(ただけなすオンリーはしないよ)ただし、エッセイは面白いのよね。意外な一面も見られるし。

【人というものは失敗を…】磯田道史『「司馬遼太郎」で学ぶ日本史』

この本の形態はあまりにも有名な作家さんの紹介本だけれどもこの1冊だけでもとっても情報量が多く、優秀すぎるほど。なぜ歴史を学ぶの?の答えにもなると思います。

【適切な距離の本音から】桶谷功『インサイト』

出版年が出版年のために内容は残念ながら古い部分があることは否めません。だけれども本音をある程度付いたセールスは大事だと思うのですよ。

【とことんっ、までに救いがねぇ】高田崇史『QED 優曇華の時』

タイトルにサブタイトルがつかないのでガチもんの作品となります…が読後感の最悪さもキングクラスの代物です。こんなにため息が出てくる作品あるよ…?

【こういうの勘弁して…】柳田邦男『生きなおす力』

~であるべき、と論じてしまう本には正直ろくなものはないと思っております。この本もその手の本に入る代物。気持ちはわかるのだけれども歩み寄らない姿勢に疑問を感じるんですよ。うっかり…と言ってしまいそうになるのを我慢。

【まさに娯楽作品】江島其磧『世間息子気質・世間娘容気』

いつの時代にも娯楽作品といえるものはあるということ。この作品は大体ダメな例な息子・娘が出てきますがそうでないのも出てきます。読んでいて面白いのはダメな方…

【お墓の埋葬物の人で終わりがち】鶴間和幸「人間・始皇帝」

よく名前は聞くと思うけれども詳しくは知らないという人が多い歴史上の人物がいます。この方もそうだと思うのですよ。結構でっかいこともやっているけど、彼亡きあとは悲惨よ…

【すり替えられた荷物には秘密が】那須正幹『こちらズッコケ探偵事務所』

モーちゃんに悲劇が訪れる!!ある荷物の間違いから彼は誘拐されてしまいます。どうやらそのすり替えられたプレゼントにはある秘密が隠されていたようなのですが…

【もはやこれはねぇ…】森清『選び取る「停年」』

変なタグを入れて紹介しているのは気にしない(笑)残念ながらこの本は年代ゆえに賞味期限切れの趣が強いです。ただし、それでもまだ役に立つ部分はあります。それぞれを思いやること。計画はきっちりと。

【背筋がなんとなーく…】『恐怖小説コレクションII 魅』【再読】

出てくる作家の中に確定で「エログロ」の方がいらっしゃいます。結構えぐい表現が出てくるので読む際には気を付けてね!!でも彼の持ち味はそこなので「だがそれがいい」なんですけれどもね…

【圧倒的詰みな二人+1匹】阿部和重 伊坂幸太郎『キャプテンサンダーボルト』

片方の著者の方は多分、短編集以外ではお初。有名作家を読む機会がないのがバレバレだよアンタ(笑)だけれどもなぜ面白いかは理解できましたね。

【戦いばかりではなくて…】坂井孝一『考証 鎌倉殿をめぐる人々』

例の13人のあいつです。だけれども中の人はドラマ系が大変苦手なのでSNSを見て「へー、いろいろと異色の作品なんだ」と感じた次第です。まだまだ謎があるものなんですね。

【その秘密には…いろいろあるわけで】アミの会(仮)『11の秘密 ラスト・メッセージ』

今回のテーマは秘密。ただしほとんどが死んだ後の場合が多いです。(ただし別の意味のラストもあります)心温まる作品が多いですが中には救えないやつも…

【人はむごいもの】高田崇史『QED~ortus~白山の頻闇』

完結してる…はずだけどシリーズはもりもり出てくるんだよね。今回は奈々の持つ特性が自分の身内に向いてしまう悲しいケース。だけれどもそれは身内のもう一人も同じよね…?もう1つの作品はある運命に甘んじなければならなかった女性の視点が切ないです。

【身近で見た、母の姿】増田れい子『母 住井すゑ』

この方の母親は部落差別に関して取り上げた作品を書いた人です。実は、本を読んでいると何かに気が付くはずです。そう、旅をする描写がないということ。実は彼女の出身地は…

【新説を成立させるには…】パストゥール『自然発生説の検討』【再読】

新たな説を成立させる…そのためには莫大な労力を要します。しかも著者の環境は金銭面も含めお世辞にいいものではありませんでした。研究の鬼は地道な研究によりその説に近づいていきます。