超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

読書(ミステリー)

【彼には疑いを晴らす術はなかった】西村京太郎『四つの終止符』

途方もない企画、始めました。そう、全冊読んでみよう企画。この作品は社会派の作品。聴覚に障害を持つがゆえに受けた不条理が招いた悲劇です。

【この治安の悪い地域で】ピーター・ロビンソン『罪深き眺め』

また長そうなシリーズものを引きあてました。そういうのに定評のある中の人でございます。この作品は元からアンフェアなので推理はせず事件の線が結ばれるまで根気強く読んでいきましょう。

【感電死からはじまる神父たちの死】竹本健司『闇の中の赤い馬』

この作品はちょっと賛否が出ちゃうかもなぁ…展開にやや難があるように映ってしまったので。あるキリスト教系の学校で起きてしまった落雷による死亡事故。ところがその後にも事故があったけど…あれれ?

『7つの不思議なお話』宮部みゆき『本所深川ふしぎ草紙』

本所深川で起きる不思議な物語たち。そこには様々な事柄があります。だけれどもそこに関わっていたのは人だったわけで。人って怖いものよね。

【なぜに新婚カップルたちは…?】西村京太郎『夜間飛行殺人事件』

十津川警部の新婚時代(!)のお話。新婚旅行に行った先で失踪したカップル、しかもそれは一組どころではなくて…当初は死んだと思われていましたがとんだ真相が裏側に…

【その事件は醜悪そのもの】沢木冬吾『愛こそすべて、と愚か者は言った」

ページ数は多いですがセリフのやり取りに割かれている場合が多いためそんなに文字数が多いわけではありません。あまりにも残酷すぎる多方面を巻き込んだ迷惑極まりない事件。

【なぜその罪を】ウンベルト・エーコ『薔薇の名前(下)』

やっぱりあの作品下地にしているのこの作品だ…犯人指定までも一緒だ…ただし結末の一部と異端者に関しては出てこないので異なるけど…なので展開が読めてしまったのは言うまでもありません。

【難解さとミステリーと】ウンベルト・エーコ『薔薇の名前(上)』

難解系な作品にミステリー要素が付け加えられたもの。異端派の部分は難しいのでなんのこっちゃにはなると思います。でもなぜだろう、どこかで見たことのある設定が…

【再読は致しません】バロネス・オルツィ『隅の老人』

こう言い切ってしまっている時点でお察しください…延々と同じパターンを読まされることがいかに苦痛かを思い知らせてくれた最強の1冊です(怒)

【余計なことはおやめください】芳野昌之『マルコ・ポーロ殿の探偵』

つらたんミステリーでしょうか。主人公のふるまいがマルコ殿と行動を共にできたのがうれしいのか、勝手に突っ走るんですよ。その結果は最悪の展開まで至ります…

【謎しかねぇっ!!】那須正幹『ズッコケ三人組と死神人形』

何なんだ、あの結末はいったい…!!といいたくなる作品でしたね。結局何を私たちに一連の事件は提示したのだろう、もはや子供向けの範疇こしちゃってるよ。

【追跡者は誰だ!!】二階堂黎人『巨大幽霊マンモス殺人事件』

うーん、やっぱり燃え尽きちゃったんだな、と思わされる作品。あの大作は結局著者の「何か」をことごとく奪ってしまったのだと思います。なんか表現ができん。

【濃い事件だな…】二階堂黎人『ラン迷宮』

概要だけに書く情報として…あるシリーズで著者は燃え尽きた感は否めないでしょうね。どこかガツンと言った感じが足りないんだな…それでも面白いことは面白いのですが…

【色々ショックだろうな】二階堂黎人『覇王の死』

これは…なんでみんながっかり言っているだと思ったら…爆弾級の情報が混じっていやがる!!それと真相があまりにもね…これはやりすぎましたね。

【ちょっとユニークな事件】山田正紀『見えない風景』

事件ではあるけれども殺人が絡まない奇妙な事件もあったりします。これに関しては真相部分に意外な事柄が…でも犯罪だからね!!一応。

【醜悪の結集】二階堂黎人『双面獣事件』

この作品、一応アンフェア気味となっています。どちらかといえばSFの色が濃いからでしょうね。(化け物が出てくるのと化け物の使用する力)そしてまたアイツの影がチラホラと…

【その時を謳歌している若者たち】有栖川有栖『江神二郎の洞察』

恐らくだけどもう続きは出ない気がするんだよね…(単行本未収録作品はあるからそこは微レ存かな)ザ・青春です。こんなことできるのは若いうちの特権だと思うの!!

【著者が通常通りに】二階堂黎人『魔術王事件』

こちらが本来の姿ですね。なーんか短いと思ったらこっちがバリバリの本編ですね。国内版人狼城とみて差し支えないです。でも狂気の度合いはこっちのほうが上ですね。一部真相に共通部分あり。

【呪縛から逃れたもの、そうでないもの】有栖川有栖『女王国の城』

文庫版だと上下巻なのでボリュームの多さはお察しください。謎解きいかんよりもその真相がすべてだと感じた本です。何が人を狂わせるのか…何気ないその言葉でも狂ってしまうのです。

【タイトルにパンチがあるわね】歌野晶午ほか『川に死体のある風景』

平和的な感じのタイトルになっているけれども、よく見たら死体が入っているでござるの巻。ちょっと川の部分が弱い作品もあるけどなくなったのは確かに川(沢)だから問題なし!!

【またあれは来るのだろうか…】二階堂黎人『悪魔のラビリンス』

いろいろと想像したくなるような作品です。まさかあれが答えではないとは思うんだ…結末の一部がいくら共通とは言えどもねぇ…

【狡猾な悪魔は…】有栖川有栖『双頭の悪魔』

これはね…読ませてくれますとも。そしてある場面での「うそやろ」と言いたくなるようなものの発見ですよ。ただし、真相は賛否あるかもな…でもこの人がそうする分には文句も出ないぜ。

【狂うと何をするかわからんぞ…】二階堂黎人『バラ迷宮』

狂気に満ち満ちたやつら、いっぱいおります―そんな奴らが起こした過去の事件を掘り起こすのが我らが二階堂蘭子嬢、思わぬ狂気の事実が現れてくるのです。

【私の原点の作家、再び】アイザック・アシモフ『鋼鉄都市』【再読】

純粋ミステリー作品以外、大体SF作品は読んでしまったのでもう会えないかもと思っていました。この作品はSFミステリー、宇宙人はなぜ殺される羽目に…?

【もうすでに終わっていた…】有栖川有栖『孤島パズル』

この作品はね…実は孤島に来た時点ですでに決まっていた事柄なんだと思うんだ。ネタバレだって?いや、そんなことはない。そうしかありえないんだもん。

【その特大の物語に酔いしれろ】二階堂黎人『人狼城の恐怖 第四部 完結編』

とうとうこの物語も終わりを迎えます。予想をはるかに超えたとりっが次々と…まあ犯人に関しては実は二部とも出ています。不自然だもん。だけれどもいろいろね…

【災禍の中での事件】有栖川有栖『月光ゲーム』

作家アリスシリーズは完全ではないものの国名シリーズのみ読んでいます。今回は学生アリスシリーズ。うん、あることに関しては触れるまい。かわいそうすぎる。(いろんな意味で)

【読めば読むほど迷い込む】二階堂黎人『人狼城の恐怖 第三部 探偵編』

さあ、完走まで残り1冊となってまいりました。だけれども謎はまだ謎を呼びます。そして最後には思わぬ事態が起きてしまい…

【いろいろな作品、あります】有栖川有栖『壁抜け男の謎』

いろいろな作品が楽しめます。もちろんメインの謎解き物も楽しいのですがそうでない作品もまた面白いです。ある名作に似た何かの作品はあら、と思うことでしょう。

【オンリーワンだろうな(怒)】清涼院流水『カーニバル』

やってまいりました。オンリーワンのわれらが大説家。(中身はあまり濃くはない)スケールが圧倒的しすぎてもうどこかに言っちゃってしまっているのは気のせい?