明日も行くことになりました。
くぅ…休めるかと思ったのに!!
鋼鉄都市 早川書房 1979年03月
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その殺人事件は…
その警察官はある日警視総監に呼ばれ
ある宇宙人殺人事件の捜査を担当させられます。
成功すれば出世のチャンスに恵まれるのですが
こともあろうにパートナーとして現れたのは
ロボットだったわけです。
彼はロボットを嫌っていました。
そこにはいろいろな事情もありますが…
ところが、やってきたロボットは
人型をしたロボットだったのです。
感想
ようやく帰ってこれたな…
いつか戻ってきたかったからね。
この作品ではありませんが、読書という習慣を
根付かせてくれたきっかけの作家が彼なのです。
(まあ中の人はムラの多いやつなので中断期間もあります)
この作品はSF+ミステリーという要素が加わります。
誰がいったい、どういう目的でこの宇宙人を
殺害するに至ったのか…
それには地球人が抱えているある主義が
根深かったようです。
これね、実は今起きている問題と似ているの。
なぜ地球人はこの本中ではロボットを激しく嫌悪するのか。
それは仕事が取って代わってしまうから…
ン…?どこかで見たことや聞いたことがありません?
この世界戦の人と、我々は今同じ問題に
直面していると思うのです。
ただし奪われる分野は違いますけれどもね。
現実の場合は、映像分野ですよね…
これはかなりヘヴィーな問題でこの作品と同様に
とてつもなく根深い問題だと思っております。
(しばらく映画作れないって言ってたもんなぁ…)
ちなみにですが主人公のベイリはパートナーのダニールを
自宅に連れて行こうとするのですが、
なぜか情報が洩れていないはずなのに
ロボットの情報が伝わっているんですよね。
妻側に。
それと終盤の方でこの事件の関係者と思われる男にも
話を聞くことになるのですが
この男もな・ぜ・かダニールがロボットなのを
知っているのです。
じつはこれおかしいんですよ。
この二人は様々な人に情報を得るために会うのですが
中にはわからんかった!!という人もいるのです。
なので非常におかしいんですよ。
と、共に勘の鋭い人ならば終盤を待たずとも
黒幕はわかってしまうと思いますが…
おわりに
実はこの作品はタイムリミットマジかのラッシュがすごいのです。
そしてようやくお互いが友になったときでもあるのです。
よっしゃ、残り1時間30分で犯人暴き出したろ!!
(そんな感じのノリです、はい)
ちなみに別シリーズを読む前にこの本を読むと
少しニッコリできるかもよ???