超雑読と趣味と

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【その特大の物語に酔いしれろ】二階堂黎人『人狼城の恐怖 第四部 完結編』

 

脱水症状起こしかけました。

くれぐれも体調管理にはご注意を。

(目の前がぐるぐる行ってた)

 

 

 

 

二階堂黎人『人狼城の恐怖 第四部 完結編』

人狼城の恐怖 第四部 完結編
二階堂黎人

講談社 1998年09月

by ヨメレバ

 

 

 

 

恐るべき真相がついに…

ここまで来ちゃいました、いや来てしまいましたね。

壮大も壮大すぎるほどの前代未聞の

ミステリーで四部作、いよいよ完結です。

 

その目の前に繰り広げられるのは

恐ろしいまでの鬼畜っぷり。

それを目の前に、驚かずにはいられようか…?

 

感想

もうね、蘭子嬢があまりにも冷静すぎて驚くのよ。

否応なしに敵側の手に引っ張り出されて

最悪命を奪われる状態に

何回も何回も襲われているのにね。

 

現実に敵の罠にはまって

危うく殺されかけたこともあります。

(要するに閉じ込めを食らっているのです。計2回)

 

1回目の対応策が傑作ですからね。

よくあんなのを隠し持っていたよなぁ。

(身体検査がゆるくてよかったと本人談)

 

この作品は真相を明かしすぎると

あっという間に読む気をなくしてしまう作品です。

したがって私もあまり出さずにいたいと思います。

 

悪いことは言わねぇよ、読むんだね。

ン?ページ数が鬼だって?

今までこのシリーズ読んできてそれに気づかないのか?

仕様だよ仕様。

 

特に人狼城の秘密が最強でしたね。

こういうの出されたらもはやほへーになって何も言えねぇ。

それぐらいにあまりにも派手な秘密が隠されています。

 

犯行関連も結構巧妙にやっています。

まるで芝居じゃないのか?と思うぐらいに

犯行を隠すようにやっているのです。

 

なお犯人は実は第一部と第二部時点で

言われなくても絞れます。

いや、著者が隠す気なかったのです。

 

ただし犯行の主要な部分は

きちんと隠れているのですよ。

人が見ていな…おっとこれ以上言うもんじゃないな。

あとは読んでください、お願いします。

 

犯行背景は実にゾッとするものとなっています。

半フィクションだろうね、これ。

あまり知りたくない事実でもあります。

 

なおちゃんと事件は解決しますが

蘭子の描写に含みのある部分があります。

何があったんだろうなぁ…

 

おわりに

多くは語りません、語れません。

これあまり詳しく言うと感動がなくなるもん。

 

ページ数は正直多いけど

あっという間に読めるはずです。

面白いからね。

どこかのもう少ししたら読む憂鬱な作品とは一緒にするな

 

おしまい