時代小説
これにてこのシリーズは終了。正直この前の巻含めてこの巻もあまり読むことは推奨しません。ページ数が少ないせいかいろいろ省かれている感が強いのです。
身元不明のその女性は、紫水晶を持っておりなおかつ白髪だった…そんな事件からはじまる今回の旅。何やらそこにはとんでもないものが隠れているようで…
時代小説ですが、主人公は武士ではないのがユニークですね。花師と呼ばれる職業でいわゆる植物の品種改良をしているのが近いかな。何やら男にはある過去が…
一見するとつながりのないように思えた事件。実は深いつながりがあったのです。かつて根岸肥前守がいた場所で起きた事件。それにはある重罪が関わっていて…
ん?読めないって「れいへいし」と読みます。朝廷が毎年家康の命日を祭るために出る一行ですね。だけれども、どうやらそこには招かれざるやつらもいるようで…
どう見ても夫婦ですね!!ありがとうございました!!といいましても一応新八郎は妻帯者ですからね…なのに関わらずそう言われるし、時に一線を越えそうになるし…何なんでしょうねぇ…
新シリーズですね。今回は短編形式ではありません。捕物しませんからね。その代わりある大名の姫君を守る役目を仰せつかるのですが、姫君は誰なんだ!!
これにてこのシリーズは完走となります。郁江がとんだ災難に見舞われたり、大竹金吾に縁談話があったり…最終巻らしく豪華なのですよ。
色というと男女だけれどもいわゆる陰間絡みの事件が出てくるとは思いもよりませんでした。ただし、こいつは非常に凄惨な事件となってます。
様々な人間たちが織り成す事件たち。その中にはその時代の不条理を色濃く映したものもあります。何をしてももはや道がなかったという悲しみ…武士といえども、豊かでは必ずしもないのです。
男と女の関係というのはまさに複雑怪奇なもの。時にその関係が狂ったようになると思わぬ行動を起こしてしまうものです。
この本はね、実はある2つの作品が実質全部持って行っちゃっています(笑)この時代では稀有なイケてない、へっぽこなお侍さん。だって溺れちゃうんですもの…
なんて罪作りな方でしょう。ただしメインの恋心は成就しないんですよね。もうイレギュラーだけど結婚しちまえ。
幽霊よりも怖いものは人。実は幽霊騒ぎが起きている作品があったりもします。だけれども真相は…いろいろな悪い人たちが出てきます。
今回は短編集の形となります。新八郎は様々な事件とかかわります。そして、思わぬ知らせが…!!
丁寧だなぁ…読んでいて安心する本は心地が良いものです。船幽霊という未知の存在に悩まされる新八郎。だんだんと手掛かりが出てくる中最悪の報告が…