明日も行ってこないとね。
足の休業日がないじゃないの。
壁抜け男の謎 角川書店 2008年04月
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謎解きだけではないよ
いろいろなところに
寄稿した作品を集めた作品集です。
なのでミステリーでない作品もちらほら。
極めつけはエッな小説の
アンソロジー向けの作品です。
そんなにエッではありませんが
世間的には嫌われる炉要素と
若干のフェティッシュ描写があります。
苦手な人はこの作品は注意ね。
(異色な作品だから好きだけどね…さすが変●の私)
感想
久しぶりに読んだな…国名シリーズ以来かも。
(あまりあてにならない記憶なのでチラ裏程度で)
やっぱり醍醐味は謎解きものですね。
最初に出てくる広いところだけれども犯人は限られ
実質密室状況で起きた殺人事件の「ガラスの檻の殺人」
最後まで凶器が見つからないのはどうしてか?
そりゃあ犯人がある立場を利用して
とっさに巧みな場所に隠したからです。
これは盲点だろうね、探そうとしない場所だもの。
だけれどもその犯行理由はな…
結局のところ被害者と同じ状態なんだよな。
きれいな女性は罪作りだよ、まったく。
それと死ぬ前に意外なことをしていたので印象的なのは
「キンダイチ先生の推理」ですね。
カタカナなのはちゃんと理由があります。
なお、もう一人名探偵に似た名前の少年も出てきます。
なぜそのミュージシャンが殺されてしまったか?
それはミュージシャンゆえの理由ですね。
まさか事前の行動がそんなことをしているとは思えないでしょうよ。
最後に、私が変●なのを象徴する作品を。
「恋人」という作品ですね。
あ、警告入れておきますか。
※この作品は炉要素・フェティッシュ要素があります。
地雷、苦手な方はここでブラウザバック。
感情の薄い子供である芽久美という子との
本の一時の思い出ですね。
絵をきっかけにだんだんと距離が近くなっていく二人
一見してなんてことのない少女との関係性に思えるでしょう?
そうではないんだよね。
実はこの芽久美はまだ少女なので
ある成長要素があります。
そのイベント後のものをな…
そして時が過ぎてそのことも連絡は
取れなくなり…
最後の描写よ。
まさにあれだからねぇ…
確かに嫌悪感を覚える人はいるだろうね。
こういうニッチな作品、嫌いじゃないのよ。
私もそちら側の人間だからね。
あ、炉だけは違うよ。
それには嫌悪感があるからね…
(SNSでNSFWされないやつだとなおさら)
他の作品もよかったです。
おわりに
短く終わるやつが何気にすごいのよね。
はいバレたー!!となるやつです。
余裕をかましていたらそら見ろと思うはずです。
よかったなー…