超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

2023-01-01から1年間の記事一覧

【さすがの男も落ちぶれる】ミッキー・スピレイン『ガールハンター』

※中の人は不祥事をやらかしたので次紹介から時系列戻ります、悪しからず。でも衝撃の巻だからね。あのマイクが落ちぶれて無様になるのだから…

【食によって変わるもの】アミの会『おいしい旅 しあわせ編』

これは大好きなシリーズなので追いかけるのは必然となります。7つのそれぞれの食。時にそれは傷ついた心をいやしたり、なぜかヘンテコな事件(?)に巻き込まれたときの解決の糸口になったり…

【堕落を招くものを阻止せよ!!】クライブ・カッスラー『海中密輸ルートを探れ』

これジャンルミステリーではないんだなぁ…謎解きではないから。アドベンチャー系の作品(?)ひょんなことからとんだ極悪人との戦いに巻き込まれることになります。

【巻の名前ゆえの災難】平坂読『僕は友達が少ない CONNECT』

これ災難な巻だねー…ナンバリングがされていないがゆえに存在を忘れ去られがちですが「必読」となっています。これ読まないとでは解像度が違いますし、最後がつながるであろう旨の表記があるので。

【これは実に不快かと】三島由紀夫『暁の寺 豊饒の海(三)』

著者のある種の性癖が爆発しているといっても過言ではない作品です。特に本多があることの「ために」やったことは相当な代物です。そして終盤のそれは…

【難解さとミステリーと】ウンベルト・エーコ『薔薇の名前(上)』

難解系な作品にミステリー要素が付け加えられたもの。異端派の部分は難しいのでなんのこっちゃにはなると思います。でもなぜだろう、どこかで見たことのある設定が…

【その仕事にかける熱意】安藤忠雄『建築家 安藤忠雄』

なぜ、彼の設計したものは人を引き付けるのか。一度完成するとそこからさらに声がかかるという不思議。なぜならば、そこに妥協はないから。そして絶え間ない創造行為。

【女は、自分の存在を捨てた】コーネル・ウールリッチ『黒衣の花嫁』

これは一応出されているレーベルはミステリー系だけれども読者には謎解きの要素を最後の方まで与えてはくれないのでミステリーにするのは弱いかも…なぜ彼女は復讐へと走ったのか…?

【それぞれが迎えるあの出兵】澤田ふじ子『惜別の海(上)』

猿関白が犯した最大の愚行…彼への不信感は日増しに増していくばかりでした。この物語はそんな愚行になすすべなく巻き込まれていく様々な人たちの物語です。

【子どもだからと侮るなかれ】那須正幹『ズッコケ家出大旅行』

彼らは確かにまだ小学生。だけれども高学年は思った以上に物事を考えているの。家出の先は遠い大阪。だけれども思わぬトラブルにも見舞われて…

【これは読む、あるいは該当の劇を見ないと…】井上ひさし『夢の泪』

この作品の感想は仔細には書かないでおきましょう。一切読む意味がなくなります。大事なある言葉だけは、ちゃんとよく見てほしいんだ。

【向き合う時がやってきた】平坂読『僕は友達が少ない8』

ついぞ小鷹は目を背けていた事柄に向き合うこととなります。そして面と向かって語り合うのです。あのひょうきんだけれども一番みんなを見ているあの子と。

【きっと負の感情はずっと、ね…】森田たま『新編 随筆歳時記』

著者はいわゆる毒親(特に母親)持ちだったのでしょうね。そりゃあそれだけしつこく言われて自尊心を傷つけられたらつらくもなるわよね。何気にあの時代からあのアイツがいたの!?

【敵は強大】ミッキー・スピレイン『大いなる殺人』

赤ん坊を残したまま銃に倒れた男。どうやら彼はあまりよろしくないものに絡んでいたがゆえに命を落としたようで。そしてマイクにも魔の手は迫っており…

【エネルギー、半端ないって】辻野晃一郎『グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた』

何なんだ、この人の並々ならぬエネルギーは。これじゃ並の人たちは太刀打ちできないから悪い気起こしちまうんだろうな。マイナスになるだけなのにね…

【当たり前にされることさえ許されなかったことが】森謙二『墓と葬送の社会史』

目を背けがちとなりますが、必ず来るであろう個人の終了…「死」そこには周りの縁もなく死を個で迎えないといけない人もいるでしょう。そういうのを望む人もいるんですよね…

【神秘的系奇書】キアラン・カーソン『琥珀捕り』

なーんかよみづれぇなこれ!!と思ったらなんか脈絡がないんだよ、これ。しかもつながりも意図的だろうけど変な感じだし…実験的な作品なのかな?(タイトルがアルファベット順のため)

【すべてに背を向かれた青年は…】三島由紀夫『奔馬 豊饒の海(二)』

転生が絡む作品ですがラノベ要素のそれとは違いますからね…彼の体のほくろを見てかつての友は生まれ変わりを自覚するのです。そんな中その彼がよからぬ計画をしているようで…

【今はもっと厄介だと思うな】福島章『ストーカーの心理学』

残念ながらこの本はストーカー防止法が施行される前の本なので情報が古いことは否めません。したがって対策法は現在は使えないものになっています。だけれどもどういうのかを知るのは大事なことですぜ。

【日本ではあまり脅威にはならなかったけど】那須正幹『緊急入院!ズッコケ病院大事件』

なんと、三人組が変な病気にかかった大変な目に遭ってしまった!!どうやらその原因はある任務を帯びてやってきた謎の男のせい!?

【彼の決断は…】伊吹有喜『情熱のナポリタン』

恐らくこの巻で完結でしょう!!ついに冴えない宇藤君にもちゃんうが訪れようとしています。だけれどもその方向性の違いに悩みつつ…

【何かを求めてはいけない】河野多恵子『臍の緒は妙薬』

これ奇書系に入るやつですね。終わりまで読んでもなにを伝えたいのかはイマイチ伝わってこない作品。決して文章が悪いわけでなく、意図してそうやっている作品ですね。

【結局全部著者が…】平坂読ほか『僕は友達が少ない ゆにばーす』

表紙だけでももう眼福というね。アンソロジー形式ですが私はライトノベルは疎いので出てくる著者の主な作品は知りません、ご了承ください。(タイトルぐらいは知っている模様)

【結構激しいお方】森田たま『新編 をんな随筆」

結構激しい性格を持っているんですよね。ちゃぶ台ひっくり返しているのだからなんかすごいのよ。あと意外なのは戦時中のお話。これ驚くと思うな…

【再読は致しません】バロネス・オルツィ『隅の老人』

こう言い切ってしまっている時点でお察しください…延々と同じパターンを読まされることがいかに苦痛かを思い知らせてくれた最強の1冊です(怒)

【その男、やるのだよ】ミッキー・スピレイン『裁くのは俺だ』

大事な親友が何者かの手によって殺されてしまった…警察のなじみの男の制止も聞き入れず彼はなんとしてもその憎き相手を自らの銃で制裁すると決めますが…

【まだ十分ではないよね】鮎川潤『犯罪学入門』

内容は多少古くなってしまっていますが、今でも抱えている問題は山積されているんですよね。どうして犯罪は消えないのか、今一度深掘りしていく必要があるのかもしれませんね。

【賛否を呼ぶ大作】ハリエット・ビーチャー・ストウ『新訳 アンクル・トムの小屋』

ついにこの日がきたか…思わず身構えてしまったのは言うまでもありません。この作品は変えようのない歴史が生んだ悲劇です。いまだになお、悲しき差別があります。そんなの「人間」というくくりならば唾棄すべき話なのにね…

【負の歴史は何度でも繰り返される】吉田修一『愛に乱暴』

こいつらみんないかれちまってるぜ…!!こういう作品は読後感は大変よろしくはないですが個人的には好物ですよ!!これぞフィクションの醍醐味。

【目を背けられなくなった】平坂読『僕は友達が少ない7』

ついに来るべきところまで来て、事実に気づく日が来てしまいましたね。それに勘づいている人がいましたよ、やっぱり。これからどうなっていくのだろうか…