超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

【結構激しいお方】森田たま『新編 をんな随筆」

今日も開幕、一番忙しい水曜日。

ちゃんとやってまいりますぜ。

 

 

 

 

 

 

 

自分らしく生きるということ

著者はおそらく自分らしさ、を

この時代の人としては珍しく

貫き通した人だと思います。

 

この本の中には

ある大事な考えが載っています。

ある種の混迷の時代にも

しっかりと考えを持っていた人がいたことを

決して忘れてはいけません。

 

感想

今回ね、該当の本がないため

同じタイトルの類似本を紹介しています。

何してもないものは仕方がありません。

あしからずご了承ください。

(したがって今回も別途SNS紹介の画像はありません)

 

この本で大事なこと…

この日本には今から70年以上前に

ある負の歴史があったこと、大体の人は

ご存じかと思います。

 

その影響により

そういうものに縁のなかった人までが

戦争礼賛を声高に叫ぶようになりました。

著者もそれを目の当たりにし、

うんざりとしていました。

 

ところが、軍属の人の中にも

決してそれを良しとしない人間がいたのです。

そしてそんな彼と著者は会話をしているのです。

 

そこで交わされている内容は

真意をしっかりついていると思います。

本当の敵は、連合国側ではなくて

ある国(察しはつくでしょうが伏せます)だと

指摘していること。

 

メインの異常性は

本来はそこにあったはずなのです。

だけれども、あからさまな扇動と

立場上、それは暗闇に隠れて

しまったというわけです。

 

そして著者もまた子供がいたので

大事な息子たちを戦争になんか

無論、行かせたくはなかったのです。

そりゃあそうだよ、それが本当の気持ちだよな。

 

だけれどもそれすらもかすませるほどに

世の中はぶっ壊れてしまったんだと思います。

 

この本の一筋の光があったからこそ

今があるのかもしれませんね。

全員が全員ああいうのだったら

とっくに日本は消滅していますからね…!!

 

あとは著者が持っているとてつもない激しさかな。

だって著者、電球握りつぶすのよ(!!!)

手が壊れるから危ないのにかかわらずね!!

いったいどれだけのエネルギーを体と心に秘めていたんだろう…

 

だけれども女性だから

たとえ夫とかなりの大げんかをしても

理不尽があってもぐっと飲みこんでしまう

つつましさは持っているのよね…

 

私には一切ないものだけどな。

 

おわりに

他にはね…交際した相手がクズだった件的な

お話も出てきたりします。

食べ物をぞんざいに扱う男って昔にもいたのね…

 

そんな男なんか捨てて正解よ。

論外だからね…

(まあ著者もわがままな部分はあったようだけど…)

 

文章からはうかがえないけれども

すごい人だね…

 

 

おしまい