明日は休養。
なんか寂しい日が続くな。
ちょっと悲しい出来事があったからな…
ねじれた奴 早川書房 1982年11月
|
誘拐された少年の父は…
突如誘拐されてしまった14歳の少年ラストン。
その嫌疑がかけられたのはマイクの友人でした。
無論彼はやっていないのですが
あるとんでもない警察官により
かなり理不尽な仕打ちを受けたようです。
なおその少年は見つかるのですが
今度はその父親が何者かに
無残に殺されてしまうのです。
感想
かなりの問題作となっています。
一応ある法則は今回は適用されませんが
結末に関しては実を言ってしまうと
下手をすると中盤あたりで
なんとなくわかってしまうことでしょう。
そして終盤になると
今回の一連の犯行の根源が
ついぞ正体を現すことになりますが
結局のところ、真相をつかんでいた
マイクの前にあっけなく散ることになります。
今回、そこがメインじゃないのよね。
マイクに徹底的に付きまとい、
手柄を奪おうとするトンデモないクソ警官が
今回はにっくき敵として登場します。
ディルウィックという男で
あまりにもあれなために別の所から
ほっぽり出された問題野郎です。
まあまあこいつはとことんまでに
マイクを目の敵にして
なんとしてもやつが手柄を収めようと
躍起になってくれるわけですよ。
それが功を奏したのが
あと少しでやつを追尾できるところで
マイクの前に邪魔が入ったとき。
こいつ、粗暴な割に無駄に賢いんだわ。
だからこそこいつの命が潰えるまで
本当にマイクを苦しめ続けたんですよね。
でもあっけなく奴は
銃撃戦のときに命を落としちゃうけどね。
ま、そのほうが個人的にはすっきりしました。
まあやつがここまでできたのは
ある理由がある訳ですので…
まあこんな醜悪なやつよ?
何をしていたかはお察しくださいよ…
で、こんかいの結末よ。
これは今までにないほどに
真の黒幕のボヤキタイムが多いです。
ん?と思ったあなた…
シーな!!それ以上口を開いちゃだめだぜ?
まあそういう理由もあってかなり長い時間
しゃべっている挙句に、こいつはマジモンの強敵で
あのマイクから先手を取るという前代未聞の行動を
やってのけてしまうのです。
でもな…ある種の性よな…
結局は…
ゲフンゲフン…
これ以上はいけないな!!
おわりに
かなりイレギュラーな作品となっているので
あの結末を見て怒らないように。
でもね、大体予想はついちゃったんだよね。
もうパターン的に。
元も子もないけどね。
後味も本当よくないよ。
あんまりすぎるぜ。