超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

【絶対的存在の歴史】松尾文夫『銃を持つ民主主義』

明日はやっぱり忙しい水曜日確定!!

今度こそはと思えたのに!!

 

 

 

 

松尾文夫『銃を持つ民主主義』

銃を持つ民主主義
松尾文夫

小学館 2004年03月01日
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by ヨメレバ

 

 

 

 

この国は移民からはじまった

なぜこの国には当たり前のように銃があるか。

それは自分の身は自分で守るという原則が

そうさせていたのです。

 

そしてその移民の統治に伴い、

ある弊害も出ているのですよね。

本来住んでいた民族への明確な排除。

 

そう、今騒がせている問題よりも

もっと騒がれていない、根深い問題ですね。

 

感想

残念なことに、かなり難易度の高い作品なのと

私が正直不得手な本にあたっているので

大した感想を書くことができないことを

ここにお詫びしたいと思います。

 

なのでまじめに読んでるんだよバカヤローな方は

マジ回れ右で、どうぞ!!

このブログにはそういうのはないから。

 

そんなわけでして最初の方は

日本を一時的に統治したアメリカの側面と

それを行うがために計画された

あまり知りたくはないであろうあまりにもむごいことがら。

 

こういうのって決して小中高の教科書には

絶対に出てくることのない内容です。

だってこの空襲の計画さえもある人物の手によって

そうなるようにされたも同然ですからね。

 

もうね、すでに負けも同然だったわけですよ。

ただし…一部の関係者からは

あの爆弾だけは悪手だったという声も

ここでは紹介されています。

 

…でしょうよ。

ここにもともとの歴史から抱えていた

この国が持つある種の暴力性が

見え隠れしてくるんですよね。

 

それはアメリカが作られる前の前段階からあり

「自分の身を守るために武器を用いる」というのが

もうこの時代から出てきているということです。

 

それとなぜこの国には差別があるというのかも

詳しく解説されています。

最初の方では先住民族はきちんと譲歩の体制を

取っていたのですが厄介な「選民思想」というのが

それをないがしろにしたということ。

 

この先住民族は本当に扱いがひどく

何かと今もワイドショーを騒がせることのある

黒人問題よりもひどいものがあります。

 

今は分かりかねますが

「納税の対象にならない」いわゆるないものという

扱いをされていた時代でお察しです。

 

でも意外だったのは彼らがカジノに関わっている場合が

あるということですね。

その資金という名の上納金を欲しいために

ある有名な知事が彼らの規制を緩和したとか何とか。

 

だんだんと章が進むにつれて

世界の中枢としての顔が

見え隠れしてきますね。

そして昨今のような世界の統治役としての顔が…

 

だけれどもご存じの通りで

それが裏目に出ることもよくあることで。

イラクのそれはまさにその好例ともいえるでしょう。

 

まあそうなるのもいろいろ原因はあったようですがね…

 

おわりに

まとまりねぇな!!

やはり知らないことばかりということで

知らないものには文章は乗り移らないものです。

 

だけれども、空襲計画のそれは

知ることのできなかった歴史ゆえに新鮮でしたね。

しかもけっこう年月が経っても

その人物の影響を受けている人が出てくることにも

驚きましたがね。

 

歴史の根っこって変わらないものなんですね。

この国の銃を意義を肯定している法律もそうなのですが

この根っこがある限り、規制の方向には

向きづらいと思うのですよ…

 

 

おしまい