超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

【強大な敵がマイクを襲う】ミッキー・スピレイン『燃える接吻』

なかなか報われない時ってあるよね。

あれは体感してもきついなと感じるし、

ましてや好感を持つ人がそうだとね…

解消されればいいのに。

 

 

 

 

ミッキー・スピレイン『燃える接吻』

燃える接吻
ミッキー・スピレイン

早川書房 1987年06月01日

by ヨメレバ

 

 

 

 

助けた女性は…

車に突如として乗り込んできた女性。

彼女は身近な地下鉄の駅で

おろしてほしいと言ってきました。

 

何やら事情がありそうですが。

 

その事情はマイク自身が

思い知らされることとなります。

 

なぜならば謎の男たちにしこたま痛い目にあわされ

目の前でその女性は無残に殺されてしまったから。

 

なぜ殺されなければならなかったのか…?

 

感想

一番厄介な裏社会の住民を敵に回すという

どうあがいても絶望やん!!と言わんばかりの展開です。

 

しかも案件が案件ゆえに今回はFBIまでも参戦しており

この危険因子の塊(!!)のハマーはうかつな行動ができないように

拳銃までもが取り上げられてしまうのです。

 

しかも今回は相棒であるヴェルダのそれも取り上げ。

抜かりないですよね~

でもこうでもしないとあきらめ…るわけナイナイ。

 

フッツーにこのマイクとヴェルダは

殺された女性、ベルガがいかなる人物かを調べて

なかなかの女性だということがわかってくるのです。

 

でそのうちの一人を魅了してしまったがために

今回の悲劇は始まってしまったわけです。

 

その男はなぜならば、そういった黒い組織と

深いかかわりのある人物で「莫大な金になる物」を

持っていた人物だったから。

 

それが何かは…おわかりですね。

関係したら最後のあいつです。

人として終わってしまうあのあいつですよ。

(終わらなくても再生するのにえらく時間を要する)

 

どうやらベルガはその真相を知っていたがために

そういったものに狙われてしまったのです。

だけれども頑なに彼女はその死をもってしても

真相を割ることはしませんでした。

 

ちなみに真相のカギとなるものは

意外なところから出てきます。

これならば1ステップ踏まない限りは

最悪ではあるものの真相は闇の中にできるので。

 

まあそれはハマーが見事突き止めて

見破ってしまいましたがね。

 

そしてお楽しみタイムである

黒幕の登場です。

今回は法則外れに見せかけて

ちゃんと法則にのっとっております。

 

そして…

 

おわりに

この意味深なタイトルの意味は

最後の最後までしっっかりと読むと

理解ができるはずです。

 

まあ原題、言ってしまえば

かなりやらかしているのですがね。

何かは最後まで読んでください。

ズルして最後のページめくらないでね(笑)

 

 

おわり