明日で一旦いつもの生活はおしまい。
ちょっと変則的な日々を過ごすこととなります。
まあそんなに長くはないけどね。
ズッコケ魔の異郷伝説 ポプラ社 2005年03月
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あるものを見たときに…
その生活体験はやはり現代とは
まったく違ってくるので、
とても不便でした。
そして食生活も全然違うので
誰かさんはやはりお腹を空かせる羽目に…
そんな中夜中に事件は起きるのです。
狩りをしに行こうと外に出ていった三人組。
ところが、そこにすでにこの世界には存在しない
絶滅した生物らしい気配がしたのです。
そして、その生物に…
感想
今までにない感じの不思議系な作品でした。
もちろんこのシリーズには結構その手の作品は
多いのですけれども、その中でもかなりの
不思議な作品になっていますね。
そう、彼らが見かけたのはオオカミ。
ご存じの通り、日本にはすでにオオカミはいません。
絶滅してしまったからです。
だけれども、彼らの見たのは
間違いなくそれらしき姿だったのです。
実は不思議な出来事はそれだけではなくて
展示されていた土偶が動くはずはないはずなのに
動いた、という人がいたのです。
そしてそれを目撃してしまった一人が
今回のキー人物になるのです。
まるで何かに突き動かされるかの如く
「なにものか」に向かっていくのです。
そしてなぜ言葉に出てくる謎の存在。
そのキーワードが出てきた後に
大人の人に聞いてもそのキーワードは
「なぜか」知らないと言われてしまうのです。
もうヘンテコですよね。
なんじゃこりゃと思いましたとも。
そして、その後に起きた
壮絶な出来事の後に
彼らはなんと、縄文時代へと飛ばされる
こととなってしまうんですよね。
今回のMVPは三人組ではありません!!
まあこの縄文時代の時系列に入ってから
現代の道具で思わぬ活躍を見せたから
まあモーちゃんもしっかり活躍しているですがね。
それはハチベエが
何とか両思いになろうと必死な(絶対無理だけど)
荒井陽子なのであります。
彼女は土偶の変な現象を見てから
なぜか導かれるかのように
一連の出来事を引っ張っていくのです。
タイムスリップ時も一人だけ縄文時代の人たちの
言語を理解することができたので
橋渡し役として大活躍します。
ちなみに謎の存在はオオカミと熊だったわけです。
熊の力によって現代まで来てしまった災禍は
無事解決されることになります。
おわりに
だけれども不思議はこれだけでは終わらないんですよね。
戻ってきてはいいものの、なんかおかしなことに。
そう、時系列のつじつまが合わなくなるのです。
でも確実に関係者の人たちは
しっかりと記憶に残ってるのよ。
だからこそヘンテコすぎてね。
それと同時になぜか
ハカセの作った土偶も消えてしまいます。
この出来事が起きるまでは「確かに」存在したのに…
変なの。
でも無事に帰ってこれてよかったね!!