超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

【秋の味覚を追いかけたら…】那須正幹『ズッコケ三人組の地底王国』

明日も休養日。

ああ、体がよみがえってくれそうです。

その間にもう少しカオスなエリアを減らすよ!!

 

 



那須正幹『ズッコケ三人組の地底王国』

ズッコケ三人組の地底王国
那須正幹

ポプラ社 2005年03月

by ヨメレバ

 

 

 

 

秋の登山での事件

三人組あるところに事件あり…

 

花山第二小学校の6年生は秋になると

鍛錬遠足という名のもとに高取山へ上るのです。

 

今日もベースケの塊のハチベエは

かわいこちゃんとお昼を食べようと画策…

ですがそれは失敗に終わります(終わってくれ)

 

そんな中休憩をしていた時に

モーちゃんが不思議な生き物を発見します。

どうもそれは人のような姿をしていて…

 

感想

はじめはこのお話は

なかなか信じてはもらえませんでしたが

やがて彼らが自由時間中に

マツタケの群生地についてしまった(!)のです。

 

それがある種の運の尽き。

いつものことながら道に迷ってしまうのです。

 

そして彼らが見つけたのは謎のストーンサークル。

もう行くな危険なにおいがプンプンしていますが

彼らは突入!!したわけです。

 

そして気が付けば体が小さくなっており…

 

実はこの三人組は小人の人たちに

選ばれた勇者だったのです(!!!!)

もうね、えらいこっちゃなことなので

ビックリマークも多めに入れてみました(笑)

 

どうやら彼らが引き寄せられたのは

この小人族の目下の悩みである

「悪竜」をこの三人組に倒してもらいたいとのこと。

 

どうやらこの悪竜は不運なことに

彼らの居住地を住処にしてしまったがゆえに

船も出すことができなくなった挙句に

すでに100人もの犠牲者が出ているとのこと。

 

人口が1000人ほどの彼らにとってこの犠牲は

あまりにも大きすぎるんですよね。

だからこそ彼らを当てにしたわけ。

 

だけれども今回、彼らはこびとなのです。

大きい体ならばできることが

もちろんのことできなくなっております。

 

なので知恵をいっぱいに絞って

あの巨大な敵に立ち向かわなければなりません。

 

ま、表紙にすでにネタバレしていますが

あの危険なやつです。

飼っている人もいますが飼育管理は難しいアイツ。

 

あのデカさですのでむろん

小人の些細な攻撃は聞きません。

したがって知的な手段を使わねばなりません。

 

ちなみにですがもう1つ切り札を今回は使います。

これ、結構勇気ある行動で失敗したら

大変なことになるやつでした。

 

それがなければ絶対に

今回の討伐はなしえなかったのです。

炎とか、毒物ではやはり心もとなかったのです。

 

まあ今回は特殊状況下(三人組の行方不明)が

本当に役に立った方ですね。

 

なお、勇者的な活躍はしたものの

ハチベエの願いはかなわず、

残念!!

 

おわりに

だけれども謎が残ったままなのよね。

なぜこびとの国では時間の概念が

ゆっくり進んでいったのだろうと…

 

実は正味数時間しか

こびとの国に行ってから

討伐を成し遂げるまでたっていないのです。

 

そうなると彼らはどんな寿命なんだろうね。

恐らくその遅さならば間違いなく

私たちと同じぐらいは生きるのかもしれませんね。