超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

読書(その他)

【やっべえ連中、大集合】アンドリュー・クラウン『秘密の友人』

ある種の殺人の描写が妙にきついので苦手な人は本当注意ね。現実にこういうケースってあるの。人ってわからんよね。ある女性に関わったがゆえに起きた悲劇。

【奇書がきたぞ、奇書が】澤村灌 高儀進編『笑いの遊歩道』

みんな大好き、奇書のお時間です(笑)しかも真意を汲み取りづらいもの目白押しの問題作品でございます。ブラック要素のあるものも少しだけありますね。

【不思議な世界観だね】伊坂幸太郎『フィッシュストーリー』

名作は今更のときにやってくる、それがこのサイトのクオリティ。てなわけであまりにも有名なお方ですね。不思議系な作品です。悪いことをしているのに、なぜか悪いことに感じない危険な感じよ。

【ある時代のさまざまなこと】高階秀爾『ルネッサンス夜話』

なるほどよく…わからん!!ので換装は非常に浅くなります。あしからずご了承ください。多分序盤で躓く人は多いと思うのであ、と思った人は最後だけでもどうぞ。

【何も知らないのに追われる恐怖】ウィリアム・アイリッシュ『黒いカーテン』

記憶にないもののせいで終われるというのはどれほどに恐怖でしょう。そんな空白の3年半のせいでとんだ目に遭うことになる男の物語です。そこにはとんでもないことが絡んでいました。

【すでにあの人たち、いるぜ】クライブ・カッスラー『スターバック号を奪回せよ』

この作品が幻の1冊だったりします。なのでのちに出されていたりします。今回は行方不明になった原子力潜水艦からはじまるお話。とんでもない暗い事実が…?

【資格がなくなった…だと!!】ミッキー・スピレイン『復讐は俺の手に』

戦友とともに飲んだのが命取りになってしまった…その事件状況下ゆえに彼の探偵資格と愛しの45口径は取り上げになってしまうピンチ。誰が戦友を殺したのだ…?

【とてつもない終わり方】三島由紀夫『五人五衰 豊饒の海(四)』

この作品は結末部分に賛否が出るとともに、この一連の展開で様々な考え方ができそうな面白い本ですね。でも、著者亡き今、それは調べようがないんですよね。

【正体不明の女は…】ミッキー・スピレイン『俺の拳銃は素早い』

実はこの本だけある出版社で翻訳がされていないはぐれ本です。なので読む際にはご注意を。2冊目でこれというね。物語は助けた女性が正体不明でひき逃げされてしまったことからはじまります。

【タイトルの真の意味は…】澤田ふじ子『惜別の海(下)』

タイトルの意味はすべて読み終えたときに理解ができるはずです。どうしてそうなるかを物語りを終え、本を閉じたときあまりにも悲しくなることでしょう…

【熱量高めの青春】須藤靖貴『俺はどしゃぶり』

アメフト青春小説といった感じでしょうか。アメフトという土壌のない高校で作られたアメリカンフットボール同好会。デカい体のみしか取り柄がなかった子たちは…

【さすがの男も落ちぶれる】ミッキー・スピレイン『ガールハンター』

※中の人は不祥事をやらかしたので次紹介から時系列戻ります、悪しからず。でも衝撃の巻だからね。あのマイクが落ちぶれて無様になるのだから…

【食によって変わるもの】アミの会『おいしい旅 しあわせ編』

これは大好きなシリーズなので追いかけるのは必然となります。7つのそれぞれの食。時にそれは傷ついた心をいやしたり、なぜかヘンテコな事件(?)に巻き込まれたときの解決の糸口になったり…

【堕落を招くものを阻止せよ!!】クライブ・カッスラー『海中密輸ルートを探れ』

これジャンルミステリーではないんだなぁ…謎解きではないから。アドベンチャー系の作品(?)ひょんなことからとんだ極悪人との戦いに巻き込まれることになります。

【これは実に不快かと】三島由紀夫『暁の寺 豊饒の海(三)』

著者のある種の性癖が爆発しているといっても過言ではない作品です。特に本多があることの「ために」やったことは相当な代物です。そして終盤のそれは…

【その仕事にかける熱意】安藤忠雄『建築家 安藤忠雄』

なぜ、彼の設計したものは人を引き付けるのか。一度完成するとそこからさらに声がかかるという不思議。なぜならば、そこに妥協はないから。そして絶え間ない創造行為。

【女は、自分の存在を捨てた】コーネル・ウールリッチ『黒衣の花嫁』

これは一応出されているレーベルはミステリー系だけれども読者には謎解きの要素を最後の方まで与えてはくれないのでミステリーにするのは弱いかも…なぜ彼女は復讐へと走ったのか…?

【それぞれが迎えるあの出兵】澤田ふじ子『惜別の海(上)』

猿関白が犯した最大の愚行…彼への不信感は日増しに増していくばかりでした。この物語はそんな愚行になすすべなく巻き込まれていく様々な人たちの物語です。

【これは読む、あるいは該当の劇を見ないと…】井上ひさし『夢の泪』

この作品の感想は仔細には書かないでおきましょう。一切読む意味がなくなります。大事なある言葉だけは、ちゃんとよく見てほしいんだ。

【きっと負の感情はずっと、ね…】森田たま『新編 随筆歳時記』

著者はいわゆる毒親(特に母親)持ちだったのでしょうね。そりゃあそれだけしつこく言われて自尊心を傷つけられたらつらくもなるわよね。何気にあの時代からあのアイツがいたの!?

【敵は強大】ミッキー・スピレイン『大いなる殺人』

赤ん坊を残したまま銃に倒れた男。どうやら彼はあまりよろしくないものに絡んでいたがゆえに命を落としたようで。そしてマイクにも魔の手は迫っており…

【エネルギー、半端ないって】辻野晃一郎『グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた』

何なんだ、この人の並々ならぬエネルギーは。これじゃ並の人たちは太刀打ちできないから悪い気起こしちまうんだろうな。マイナスになるだけなのにね…

【神秘的系奇書】キアラン・カーソン『琥珀捕り』

なーんかよみづれぇなこれ!!と思ったらなんか脈絡がないんだよ、これ。しかもつながりも意図的だろうけど変な感じだし…実験的な作品なのかな?(タイトルがアルファベット順のため)

【すべてに背を向かれた青年は…】三島由紀夫『奔馬 豊饒の海(二)』

転生が絡む作品ですがラノベ要素のそれとは違いますからね…彼の体のほくろを見てかつての友は生まれ変わりを自覚するのです。そんな中その彼がよからぬ計画をしているようで…

【彼の決断は…】伊吹有喜『情熱のナポリタン』

恐らくこの巻で完結でしょう!!ついに冴えない宇藤君にもちゃんうが訪れようとしています。だけれどもその方向性の違いに悩みつつ…

【何かを求めてはいけない】河野多恵子『臍の緒は妙薬』

これ奇書系に入るやつですね。終わりまで読んでもなにを伝えたいのかはイマイチ伝わってこない作品。決して文章が悪いわけでなく、意図してそうやっている作品ですね。

【結構激しいお方】森田たま『新編 をんな随筆」

結構激しい性格を持っているんですよね。ちゃぶ台ひっくり返しているのだからなんかすごいのよ。あと意外なのは戦時中のお話。これ驚くと思うな…

【その男、やるのだよ】ミッキー・スピレイン『裁くのは俺だ』

大事な親友が何者かの手によって殺されてしまった…警察のなじみの男の制止も聞き入れず彼はなんとしてもその憎き相手を自らの銃で制裁すると決めますが…

【賛否を呼ぶ大作】ハリエット・ビーチャー・ストウ『新訳 アンクル・トムの小屋』

ついにこの日がきたか…思わず身構えてしまったのは言うまでもありません。この作品は変えようのない歴史が生んだ悲劇です。いまだになお、悲しき差別があります。そんなの「人間」というくくりならば唾棄すべき話なのにね…

【負の歴史は何度でも繰り返される】吉田修一『愛に乱暴』

こいつらみんないかれちまってるぜ…!!こういう作品は読後感は大変よろしくはないですが個人的には好物ですよ!!これぞフィクションの醍醐味。