明日からはまた同じことをやりに行く。
大切な人に光が見いだされますように。
これは大切な人が好きな人皆が思っていること。
どうかお願いします。
黒いアリバイ 東京創元社 1977年12月09日
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女優の宣伝代わりの豹が…
事件は彼女が見世物(いわゆる宣伝)にしていた
黒豹が突如として
逃げ出してしまったことからはじまります。
必死の捜索をしても行方は知れず
猛獣は野に放たれたまま。
そんな中黒豹が関係したと思われる
連続殺人事件が発生してしまいます。
しかしながら、逃がしてしまった男が
現場を調べていくと
違和感に気づいてしまったのです。
感想
これでシリーズは3冊目
あと3冊あります。
まあこういった作品というのは
当初の~の仕業ではないかという事実は
あっけなく否定されてしまうものです。
ただし、全部で4件起きてしまう事件の
最初の方に関しては明らかに現場に
黒豹がいた模様なのですよね。
だけれどもその矛盾は
3件目の事件から露呈することになります。
もしも黒豹がその犯罪を成しえた場合
絶対に残らない痕跡が現場に残っているのです。
そのため当事者でもあるマニングは
明らかにおかしいと感じることになります。
そして最後の殺人でそれはさらに確定的に。
絶対にその組み合わせでは
豹の仕業にはできなくなってしまうのです。
そしてついにマニングは危険性は高くなってしまうものの
その犯人に敢然と立ち向かうことを決意するのです。
そして声をかけたのは
最後の事件で友人を亡くした女性と
2番目の事件で恋人を殺された男性でした。
なんとか敵を捕らえようとしますが
さすがの敵も…
この事件も本当最後の最後まで
なかなか正体が割れない…といいたいところですが
今回に関しては正体は割と早く気付けるかも?
実を言ってしまうと全体的に
不自然な部分が見受けられます。
ただし、それは通常の概念ですと
なかなか受け入れられないのですがそいつぁ罠だ。
なので疑わしいその人が正解です。
その事実が浮かび上がっても違和感はなかったな。
おわりに
まあ元も子もない話しちゃうと
マニング罪の意識ねぇのかというのはなしで。
まあないだろうけど洞察力はあったのよね。
その代わりマネジメント能力は
クッソみたいに低かったようですが…
やや長い作品だけど
スラっと読めちゃうのがすごいよなー…