超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

【強大な敵が潜む】ミッキー・スピレイン『寂しい夜の出来事』

明日も一番忙しい水曜日、

余裕のよっちゃんで稼働だぜ。

休みというものは営業していないらしいぜ?

 

 

 

 

 

 

 

 

橋の上の殺人は…

夜の橋の上で起きた殺人と、

そのそばにいた女性の自殺。

 

マイクは彼女を引き留めようとしましたが

力及ばず、彼女は命を

絶ってしまうこととなります。

 

そしてこの事件が、

ある強大なものとかかわり、

恐ろしいことを引き起こすとは

この時には…

 

感想

なかなか古めかしいですよね。

だってこの本マジで1953年の本なんだもん。

この手書きフォントが味を出してくれているんですよね。

 

なお私はこういう本にあたっても

なかなか面白いと思うだけで

嫌とは思いませんよ。

 

ただし訳の部分が私なのはやっぱり

雰囲気にそぐわないとは思うのですよね。

 

だってわれらがマイク氏は

女性には大変に、大変にっ!!

積極的ですからね。

 

本当にかかわる敵があまりにも巨大です。

一番に関わる人間が政治関係の人物なため

待っている敵がかなりのものだとは

容易に推測はできますけどね…

 

そして事件は調べていくうちに

途中で会う女性が関わった共産主義の

やばいものにぶち当たることとなります。

 

なぜ犯行現場に共産系のメンバーを

証明する緑のカードがあったのか、

そしてなぜに金持ちの娘であるその女性は

狙われなければならなかったのか…

 

だんだんとマイクがとてつもなく危険で

下手をすれば命をも落としかねない

地雷原メタメタの場所を歩いていくとき、

ある人物のとんでもない事実が判明してくるのです。

 

その事実は実はもう結末のほうまで行く前

下手をすれば序盤の方でしっかりと

ヒントとして提示されているのですよ。

 

ただ、それは別の事実により

そちらのほうがより印象づくように物語が

形成されているのでそっちのほうに読者は

目が向いてしまいます。

 

でも、この「こと」に関しては

頭の片隅に覚えておいたほうがよいでしょう。

あ、とは確実にマイクと真の黒幕の勝負の

際に思えてくるはずですので。

 

それでもって今回は法則も崩れておりますし

お楽しみの時間もかなりえ?と肩透かしを

くらうような表現に抑えられています。

 

まあこれは敵があまりにも…なので

仕方のないことだと思います。

 

あまりにも敵が強大過ぎるので

実はその敵をやっつけるために

マイクはかなり派手なことをやらかしていますからね!!

 

おわりに

今回はすべてにおいて控えめだった印象があります。

まあ敵がでかいというか、デカすぎだからね。

これじゃあさすがの無謀が取り柄(?)のマイクでも

うかつな行動はできんですよ。

 

だって例の通りにやったら

マイクの命が飛ぶかのせいも…

 

おっと誰かが来たようだね。

私はずらかるとするよ。