超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

【アレなものの裏には…】ミッキー・スピレイン『女体愛好クラブ』

あまり天気がよくないですね…

まあ雨さえ降らなければ出かけては来ますが…

 

 

 

 

ミッキー・スピレイン『女体愛好クラブ』

女体愛好クラブ
ミッキー・スピレイン

早川書房 1991年04月01日
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by ヨメレバ

 

 

 

 

羽振りがよくなった女性は…

その事件は一人の女性が

あまりにもむごたらしい姿で

死んだことから端をなしたものでした。

 

それに関連するように

謎の自殺を遂げたものや

その死に「奇怪な成分」らしきものが

あったために何かがあると思われた死体。

 

さらにマイクが依頼を受けていた獄中にいる男性の

妹の失踪…

 

調べていくうちにとんでもない

裏側が判明していくのです。

 

感想

まあこの事件の背景はちょっと仔細な部分はちがうけれども

昨今騒がせているであろう事件(真かは知らんぞ)

と似たものがあるように感じましたね。

 

今回絡むのはある種の人間たちが

秘密裏に行っている…なイベントです。

…になぜしたかって?察してよ。

 

あまり文章に書くのさ

気が引けてくるから…で濁しているんだわ。

 

ちなみにやらかしていたのは実はこれだけでは

なかったわけでして

不自然な死に方をした死体、というのを

先ほど文章で取り上げましたよね?

 

実はその使われた成分というのが

かなーり限定的な物質であって

しかも効能を聞く限り悪の匂いが

プンプンする代物なんですよ。

 

そんなものがかなりの重量単位で

なくなっているのだから

それがどう使われているかを察するのは

あまりにも容易でしょう。

 

そして今回の黒幕に関してですが

ここに関しては法則通りという感じでしたね。

まあ何作品かはこの法則に乗っ取らなかったり

「ある」作品のように

まあまあ盛大にやらかしている作品もあります。

(一応最後まで読むと恐ろしさに気づきます)

 

この点が面白くもあるのですが

こういう即匂ってくる文章の書き方が

苦手な人にとっては

まあなんとなくネタバレしちゃうので

読む気は失せてしまうでしょうね。

 

でも最後はかっこいいんだよね。

とことんまでこんな醜悪な稼業をやっていたやつは

なんとかしてマイクたちを出し抜こうとするのです。

 

だけれどもそれを許すマイクでは決してありません。

その結果はかなり派手な感じで

鉄槌を下されることとなるのですから…

 

おわりに

だけれどもこの作品、結局

触れていない部分があるように思えるのは

気のせいでしょうかね…

 

まあ表向きが今回の

醜悪なやつだったから仕方ないのか。

メインは人を狂わすアイツの方だからね。