明日、明後日の有酸素は確定。
しっかり体を動かしていきますか。
選び取る「停年」 講談社 1992年02月
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それぞれの幕の引き方
仕事は生活において重要なことです。
自分を生かし、家庭を持つものは家族を生かす。
賃金は生きる上で欠かせないものです。
だけれども、やがてその生活にも幕を下ろすこととなります。
その重要なルーティーンが消えたとき、
どう生きていくか。
そして人によってはその幕引きを早くする場合も
あり得るかもしれません。
感想
この本はね…刊行年と
この時代ゆえの差別的な考え方が
すごく伝わってくるんだよね。
なぜそう言ってしまうかといいますとね…
この本中には「独身」もしくは「夫婦子なし」という
選択肢が全く持って入っていないから。
なのでいわゆるこの時代の「普通」の範疇でしか
この本は語られていないことが非常に痛いのよね。
まあ新書って正直こういうの多くて
このレーベルはこういうのはまだないほうだけど
ひどいレーベルだとこういうのばっかりだったりするの。
(ひどい言い方だけどすっぱ抜くメディアの新書版かね)
ただし、こんな時代錯誤もひどい本でも、
ちゃんと学ぶべき点はあると思うのよね。
今の時代はいろいろな金銭面の都合上
この本のように専業主婦が当たり前とかの時代ではないです。
なので共働きの比率も多くなっています。
現実そういう人は多いですしね。
だけれども、定年のある場所では必ずその日は
訪れることになります。
そうすると途端に「労働」という日常は
普段の日常からはスパッと消滅することになります。
その時の人生計画はどうするか、ということは
それなりに明確に立てておかないといけないのは
間違いないと思います。
現実にありますが、
定年になってもめるケースがあるんですよね。
まあ私の大が付くほど嫌いな「男様」のまんまでいる
男が悪いのですけれどもね。
(この本にもこの男様の部分が見えるやつがいます、本当嫌悪しかない)
明らかに生活のスタイルが変わり、
金銭面でもたといある程度の年金等が出ても
変わらなければならないのです。
いきなりさあ変わりましたのときに準備がなされていなければ
もめるのなんて至極当然なんですよね。
「お互いのスタイルを大事にする」
これは大事だと思うのです。
おわりに
本文ももはや…なのであまり感想には挙げませんでしたが
ここで早期で仕事人生を切り上げた人は
ちゃんとビジョンを持っている人でしたね。
~を生きがいにするか。
これができる人本当に少ないんですよね。
それと~を生きがいにする場合に
迷惑をかけないようにするというのも。
(できないとトラブルになるからな!!)
うん、やっぱりもはや期限切れだね。