明日は特に動か、ない。
体をしっかり休めます。
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キャプテンサンダーボルト 文藝春秋 2014年11月28日
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未知の脅威が…
この作品に出てくる主人公二人は
おかれている立場こそ全く違いますが
共通していることがあります。
金銭面ののっぴきならない問題を抱えてしまっていること。
そのためにあとわずかでどうあがいても「絶望」だということ。
そんな中「ある場所」にある秘密を知って
それがお金になるとしたら…?
動かないわけないよね。
感想
著者の片方は言うまでもなく有名な人。
だけれども私のブログの前身でもこのブログでもわかる通りに
この何もかもひん曲がった中の人はこの手の本は
縁がない限り、読むことがありません。
ようやく読んでいる次第です。
もうね、超絶今更感よ。
だけれども、なぜこんなにもこの方が人気なのかは
わかった気がします。
読者を飽きさせないのと、登場人物のほとんど
フルネームで書いているんだよね。
(ある過去時系列はそうでない部分がありますが)
今思ったけど、この登場人物は
ある事務所(今は違うのか)の人の苗字なんだよね。
相葉時之(優しいけど不運な貧乏)と井ノ原悠(家族に問題を抱える貧乏)
ともに才能はとてもあるのだけれども
運には見放されているのよね。
特に相葉に関しては自分が出ても他人を不運にする…という
決定的なコンプレックスを抱えているのよね。
それゆえになげやりな感じかな。
もう一人のほうは幸せだったけど、子供にね…
でも安心してね、ちゃんと終盤に報われる展開になっています。
実はね、この本通して読んでいて感じたことがあるの。
今の状態の予言?とも思えるような描写があるのよね。
今回、二人の目の前に始終立ちはだかるのが
世界で事件を巻き起こしているテロ組織なんだわ。
その一員の化け物が出てくるの。
最後の最後までこの二人を苦しめるのよね。
そして一応こいつらの悲願を達成するのよ。
なんでこいつらがある地域をつけ狙ったかといえば
地球の存続にかかわるものが隠されていたから。
そう思うと今のこのご時世とつながるかもね。
ただし、今回のケースは一部のやばい連中は
今回の作品のようなことを言っているけど
おそらくそうではないということ。
そしてテロリストが狙っていることは
「生命の選別」
…メインだって出さないけどさ、こういう連中
今いるよな…しかもSNS叩き出されたはずなのに
舞い戻ってこようとしてるんだよ。
この作品でもこの部分に関しては解消されていません。
だけれども、二人にはきちんと救いはあったことだけは
お伝えさせていただきます。
おわりに
実はね、この作品にはもう1匹忘れてはいけない犬がいます。
ポンセ君。結構いい活躍してくれているの。
ただし相葉にはなつかんけどね。(わかる気がする)
この犬種がレトリバーでもレアなやつです。
ラブラドルと間違われるほうはたまに聞くけど
こっちはあまり聞かないといっても過言ではないかな。
この犬種出てきたときに「よくこの犬種を…」とうなってしまいましたね。
ページ数は多いけどあっという間に読めます。
飽きさせない構造だよな…
