また後日有酸素確定ですな。
まあ明日は用事頼まれているので少し動いてきますが。
体が引き締まるのはうれしいこと。
 |
11の秘密 ラスト・メッセージ ポプラ社 2021年12月08日
|
いろいろな秘密
この作品の副題の通りで大体のケースは死後の人が関わります。
ただし数作品は関わりがなくなるとか最後の…という場合です。
それと基本的には暖かい作品が多いです。
だけれどもねぇ…途中までが狂気に満ちていたり
真相を聞いたらウヘェとなるやつが紛れています。
感想
大変意地の悪く性格の悪い私は
その「ウヘェ」なやつを取り上げたいと思います。
その作品は「孤独の谷」
これはある一族のみの病気(?)についてのお話です。
これは波良原家の一族のみに起きてしまう奇怪な病気。
彼女は養子としてこの家に来たのですが
父親がこの病気に見舞われて亡くなってしまうのです。
そして一族は「なぜか」遠くへと離散していくのです。
しかも海外。(知らない場所クラスのところ)
探し求めてもなぜか、彼らはサーっと逃げていくのです。
それはなぜかというと…
これはねぇ、本当にどこまでも救えないお話なんだ。
なぜ波良原の人たちがそこまで引いていくかも
その理由だとうなずけるんだよね。
しかも対処法がないんだから手っ取り早い対処法が
それしかないの。
(なお真実を追い求めた一人はとんだ手荒い扱いを受けます)
ただ救いなのは養子だった美希には影響はなかったことね。
でもウヘェな代物でした。
あとは「十年日記」でしょうか。
百歳まで生きるだろう!!と言われた女性が九十歳で亡くなり
その日記に書かれていた心温まるお話。
実はある時に若かりしその女性は
指輪を拾うのです。しかもそれは結婚指輪。
大事な大事なものです。
その話題はその娘さんにもしようとしましたが
娘さんも当時は自分の子供にトラブルがあり
それどころではなく…
秘密の部分がなかなかユニーク。
文章通りに読んでしまうと見つけられないです。
これヒントね。
多分種明かしの時にびっくりすると思います。
(なおこのパターンは珍しいわけじゃないよ)
他にも面白い作品があるけど…スペースよ。
おわりに
ここでは取り上げませんでしたが、死後のラストを扱っていない
「そのハッカーの名は」という作品があります。
あるハッカーを追い求める者たちのお話です。
でもこのハッカーは悪者ではないのです。不正を暴露するやつですが
まあそれでも不正アクセス禁止法には引っかかりますからね!!
秘密部分はその正体。
まあわかる人にはわかるかもよ…?実は主人公も気づいていましたし。
あとはCOVID-19関連のお話もあります。
残された側の思いが切なくなることでしょう。
でも心は温まるけどね。
