超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

読書時注意!!

【なんも救いがないじゃん】那須正幹『大当たりズッコケ占い百科』

かなーり胸糞な展開だったのでブログのほうのタグ、理想数最大まで盛りました(笑)確かに事件は終わったけど、その子たちに救いはやってこないから。

【キワモノ万歳!!!】清涼院流水『コズミック』

キターーーーーーー!!今は亡きあの人以来のメフィスト賞作家と言ったらの人。でも亡きあの人は誉め言葉が出るけどこの人の場合はお察しです。

【こういうの勘弁して…】柳田邦男『生きなおす力』

~であるべき、と論じてしまう本には正直ろくなものはないと思っております。この本もその手の本に入る代物。気持ちはわかるのだけれども歩み寄らない姿勢に疑問を感じるんですよ。うっかり…と言ってしまいそうになるのを我慢。

【背筋がなんとなーく…】『恐怖小説コレクションII 魅』【再読】

出てくる作家の中に確定で「エログロ」の方がいらっしゃいます。結構えぐい表現が出てくるので読む際には気を付けてね!!でも彼の持ち味はそこなので「だがそれがいい」なんですけれどもね…

【男女の関係がもつれる時】土屋隆夫「針の誘い」

表題作のほかに短編3つ、エッセイが3つ入っています。エッセイ以外の作品は原則「男女間のえげつない奴」が含まれているのでちょっぴり読書の際に気を付けてくださいね。

【犯罪と融合したとき…】土屋隆夫「危険な童話」

犯人は確実に見えている、だけれども追求すれば追及するほど、それは「嘘」にまみれていくという。核心に迫ったとき出てくる事実は最悪のものでした。

【好奇心が招いた悲劇】スティーヴン・キング「ゴールデンボーイ」

この方の本はどの本もえらく長いです。なので読むのをためらっちゃうでしょう?でもね、なんか一度読んじゃうと手を放してくれない魔力があるんですよ。ただし、扱っているのホラーだけれどもな!!しかも救いのないやつ。

【おしまいの人にならないようにな】アガサ・クリスティー「春にして君を離れ」【再読】

この作品は…タイトルの意味も読み終えたときに理解できると思います。どこまでも救えない作品ですが人はだれしも「ある種の気遣い」ができない人はこうなる運命なのかもしれません…

【環境は…】クリス・コスナー・サイズモア,エレン・ピティロ「私はイヴ」

多重人格を扱っている作品はこの作品じゃない、アルジャーノンのあの人のが有名かな。でもこんな作品もあるんですよ。多重人格では稀有な被虐待からそうなった人ではないケース。

【こいつ、どこまでもクズだな!!】西村賢太「どうで死ぬ身の一踊り」

はっきり言おう、クズであると、この男。ここまでリアルなのはこれが著者の私小説的なものであるから。おそらくこれ、実話なんだろうな。それをほぼほぼもとにして書いているんだろうと。かなりDV描写は来るものがあるので注意。

【ただただ生々しい】スコット・スペンサー「エンドレス・ラブ」

表紙を見ただけだとすごくいい感じに思えるでしょう!!だけれどもそれは違います。えらいこっちゃなドロドロとあれな描写が含まれます。だけれども、ちゃんと救いはあるのよ。

【とても難しい問題】トニ・モリスン「青い眼がほしい」

ここに出てくる問題は人種、という枠を取り払うとどこにもある問題です。そうなる原因は種々でしょう。でもそう生きていくことは幸せになんかなれない、ということ。

【キモチワルイ…】高橋源一郎「虹の彼方に」

この本は、おそらく不自然さを感じるでしょう。何もかにもちぐはぐとしているのですから。それもそのはずですこの作品の舞台はあくまでも…おっとだれかが来たようだ。

倉橋燿子「パセリ伝説 memory10」

大切なものがなくなるということ、それは何よりも耐えられないと思います。今回はそれが現実化してしまうという悲しさ。本当に、悪というものはとことんまで、悪ですよね。