明日も明後日も出る日になりそう。
実は明後日に不安要素があったのですが
どうやら情報を確認したら関係ないや。
(時間帯に抵触せず)
「司馬遼太郎」で学ぶ日本史 NHK出版 2017年05月06日
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あまりにも有名な人が…
著者も、この本で取り上げられる作家の方も
あまりにも有名ですね。
この本文のほうも、彼のあのわかりやすいしゃべり口が
脳内再生されるがごとく、すらすらと読めました。
この本はブックガイドでもありますが
これ1冊でもいろいろ学べることがあります。
感想
こういう新書に出会えることは読書において至福の時です。
時に賞味期限の短いナマモノ的な新書も散見されますが
この本はそうではありません。
私の読書スタイルは雑読も雑読です。
それはこのブログを見ればわかることでしょう。
まあ脈絡の実にないことです。
(次読むのは…私はアンチのほうに入りますが彼の才能は
間違いないと思っている人です)
そんな私でも1シリーズのみ、この本のテーマの人の本は
読んでおります。
ただしこの本で取り上げられる時代ではありません。
そして異例の作品だったりもします。
(民間人がテーマの作品ですので)
この本で出てくるのは時代が「変わった」であろう
あの名将軍…ではなくて
結局は天下を取ることができなかったあの人や
明治時代のそれでもあまりスポットライトの当たらない人が
取り上げられる作品たちです。
歴史に非常に疎い私は、知らない人もちらほら混じっていましたし
そんなすごい人がいたの!!と驚きましたね。
そしてなぜ歴史を変えることができたかについても
わかりやすく解説されているのです。
ここはやっぱりすごいな…
ちなみになのですが…司馬遼太郎の作品には
ある時代の作品がなかったそうです。
そう、今でも日本において「黒歴史」と言わざるを得ない
昭和初期に関してです。
彼自身がその不条理を目の当たりにしているのです。
そしてどうして防げなかったのか…それも。
だけれども著者の解説を聞いている限り
もういまにも当てはまりすぎるほどの原因があるのですよ。
ある種の方法が確立されても「ハイおわり」じゃないということ。
つまり臨機応変に対応しないといけないこと。
そして…これは耳が痛いことですが
政治家が…の根本的原因ってすでに昔から
根深くあるわけなんですよね。
なので時代は本当に繰り返すんです。
この部分を読んだときになんてこった!!と
頭を抱えてしまいましたね。
それと同時に昔を振り返ることって
大事なんだとも痛感しました。
でもそれは学校のそれでは不十分。
だからこそ司馬遼太郎の作品がある…
おわりに
もう実は著者の説明だけでも
歴史に関しては十分すぎるほどに学べてしまうのです。
本当に驚くほどの権限が軍にあったりと
うわー…と思えるはずですよ。
そういえば著者には映画化された作品あったね。
いつか読めるといいな…