超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

【恐怖メーター、振り切るぞ】『恐怖小説コレクションIII 夢』【再読】

明日こそお休みになるかと思ったら…

休めねぇ!!

残念でした、雨は出る時間降らないのです。

体は締まるが体は死ぬ。

 

 

 

 

『恐怖小説コレクションIII 夢』

恐怖小説コレクションIII 夢
出版芸術社

1989年10月01日

by ヨメレバ

 

 

 

 

一番ぞっとするかもよ…

こんな時間帯に読んでいると眠れなくなっちゃうかも…

近代の作家の作品ですが

約2名が突き抜けすぎていてこれはひどいです。

(どちらも超有名人)

 

気分が悪くなっても責任は持てないので

読む際は本当に自己責任でどうぞ。

 

感想

本当にこれはひどいです。

まず、最初から最後まで救いようが0な作品が

「鬼走り」という作品です。

 

この方はもう言うまでもなく超有名です。

陰陽師のあの人です。

で、この作品はといいますと…

ザ・理不尽です。

 

立て続けに3人も男性が謎の死を遂げるのですが

本来走っていたコースから彼らはなぜか

逸脱してしまうんですよ。

 

そしてまるで狂気のごとく走っていき止まらなくなるのです。

最初の人は何十キロも走らされてこと切れてしまい

他の人は事故に巻き込まれたりとまあ悲惨な死に方をします。

 

で、その原因を確かめようと刑事までが動きます。

ここであ、ときたあなた。その不安は残念ながら

ものの見事に的中します。

そういうことですよ、つまり。

 

これは原因もちゃんと出てきます。

だけれどもそれは違うだろ!!と思いましたね。

でも、気持ちはよくわかるんだよね。

そう思うと切なくはあります。

 

もう1つの作品は「鬼女の面」

この方に関しては…詳しいことは言いません。

もう変態的なものを書かせたら随一といっていいほど

そういう事柄の大変緻密な描写には定評のある方です。

 

この作品は…殺人が絡みますね。

いわゆるこのタイトルのものが…呪物なのですよ。

なのでこの面をうっかりつけられてしまったものは…

…となってしまいます。

しかもそうなるまでに狂気的な行動をとって。

 

もう彼女の世界観爆発なんですよね。

気持ち悪い、でも興味はそそられる。

もう読んだ時点で惹かれてしまうやばい作品です。

(語彙力喪失)

 

他にも一見するといいじゃんと思える作品もあるのですが…

よく読んでいくと「いやだ!!」と言うと思います。

 

おわりに

そのいいじゃんと思える作品は、いわゆる若返りが出てくる作品です。

でも、それは決していいことばかりではないのです。

記憶はきちんとあるけどね…体の若返りは度が過ぎれば…?

 

それと超有名雀士さんの作品もあります。

彼の持病らしきことに言及した部分もあるんですよね。

それとこの作品もすごくホラーですよ。

かけるものが何せね…

 

一番この巻が怖かったです。

救えねぇよ…