超雑読と趣味と

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【船幽霊が掠奪を繰り返す】平岩弓枝『はやぶさ新八御用帳(二)』

 

明日もしっかりとやってきます。

がんばります。

 

 

 

 

平岩弓枝『はやぶさ新八御用帳(二)』

はやぶさ新八御用帳(二)
平岩弓枝

講談社 2017年01月13日

by ヨメレバ

 

 

 

 

船幽霊現る

江戸に海賊現る…

謎の怪文書とともに現れたその海賊は

仙台藩の船を襲い

中身をことごとく掠奪していきました。

 

新八郎も事件を探ったものの、

相手はなかなか足を出そうとはしません。

 

そんななか器量よしがいると有名な

茶屋で突然の雨に見舞われ

雨宿りをしていると…

 

感想

今回は結構大規模な事件となります。

まず海賊が出現して掠奪がなされたこと。

 

そして新八郎が雨宿りをしているときに

突然来た侍たちによって女性が斬られたこと。

そしてその謎の人物がどうやら結構な身分だったこと…

 

もうそのほかにも事件があまりに多すぎるんですよ。

別の船を扱うところが舵になった挙句に

その家族がことごとく亡くなったり…

まあまあひどいったらないんですよね。

 

ちなみにですがこの一連の事件は

案外身近なところに黒幕が隠れています。

まあこの人に関しては結構強調するかの如く

ある事情に関して言われていましたからね。

 

ただ本当にこの黒幕は最初とは違って

事件がすべて露呈したときに

新八郎に本気の悪意を向けてきます。

 

何せこいつは卑怯な手段を使い

新八郎の妻である郁江を

誘拐していったのですから。

 

ですが新八郎や仲間の藤助の

努力によって

こいつらの一番の目的であったさる偉い人の

殺害に関しては失敗させることができたのです。

 

だけれども新八郎の妻は

敵の手に落ちたまんまなんですよね。

船幽霊という形で…

 

でも安心してくださいね。

ちゃんと切り抜けていますから。

そうじゃなきゃ物語は面白くないっての。

 

おわりに

今回は割とね、あっさりとした感じだったので

感想もあっさりとなっております。

面白かったのよ。

 

それに、最後になんで郁江が新八郎に惚れたのか

ちょっぴり書いてありましたしね。

 

そりゃあ惚れるよ、幼い時の記憶って

本当に鮮烈なものだからね。

(うちの幼稚園時代の強烈な先生とかね…)

 

黒幕は結局最後は命を散らします。

でも自業自得だっての。

そんなことしておいてなぜ生き延びようとしたのやら。

 

おわり