超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

【あの色絡みが…】平岩弓枝『はやぶさ新八御用帳(九)』

 

明日、もしかしたら…

天気が持ったらいかなければならないかも。

足の休養権利…

 

 

 

 

平岩弓枝『はやぶさ新八御用帳(九)』

はやぶさ新八御用帳(九)
平岩弓枝

講談社 2018年10月16日

by ヨメレバ

 

 

 

 

まさかの事件も…

実はある人の事件絡みで

結構ショッキングな事件があります。

しかも真相を聞くと

怒りは倍増してしまうかもしれませんね…

 

ちなみにレアなことに

今回はある色事も出てきます。

この系統は本当タチ悪いからな…

 

感想

ショッキングなやつを取り上げましょう。

落合清四郎絡みの事件となります。

しかも関係者絡みの悲しい事件。

 

清四郎には男勝りの姉がいたことを

ご存じですよね。

今回、その姉が被害に遭い

命を落としてしまうのです。

 

だけれどもこの姉は男勝りに相応しい

自分の子供を守るために

自分の体を賭しても武器を持って仕立て人に

抵抗をしたのです。

 

その結果仕立て人の一人を

やっつけているのですから…

 

で、真相はどうなったのかって…

これは母親違いの男の犯行で

完璧に逆恨みも同然のやつでした。

とことん、こいつはクズでしたので

ちゃんとしかるべき制裁を受けています。

 

でももう清四郎の強き姉は戻ってこないのです。

最後の描写が泣かせるんだよ…

なんでこんな目に遭わんといけないのだよ…

 

もう1つはレアな色事を扱った作品。

タグにその該当のものがあります。

どういうことかはお調べくださいませ。

このブログ消えてほしくないですからねっ!!

 

ただしいえるのはこの異色の色事は

一旦負の感情を持った場合には

もう歯止めが一切効かないということ。

 

よく~の嫉妬はとてつもなくおっかないというでしょう?

その恐ろしさをこの事件では

まざまざと見せつけられるのです。

 

なぜそうなったかというと…

いわゆるそういう刺さる要素に原因があったわけで。

 

一応これは現代では罪になるやつね。

ただいまもだろうけど…扱われ方は

こちらの位置づけでは割とよくは扱われないわねぇ。

 

その要素は期限付きなのさ。

だからこそ今回犯行を行ったやつは

すでにその期限は過ぎてしまったわけよ。

 

それはつまりもはやお役御免なわけね。

それなのに今回の被害者は相変わらずだから

いい気分ではないわけだよね…

 

もしも仕立て人が魔の手にさえかからなければ

防げたと思うとこれ、悲しいお話よ。

なんで色事の犠牲にならないといけないと思うし。

 

基本こういう話が多かったな。

 

おわりに

ここではあまり取り上げなかったけど

もう1つヘンテコな作品があるんだ。

変幻自在な「人」のお話。

 

現代だといい男の代名詞だけれども

それでも度が過ぎちゃってるのよ。

この人は生れてくる時代が早すぎたんだと

読み終えて感じたなぁ。

 

次の巻でこのシリーズは最後だけど

続きのシリーズがあるから引き続きやるからね。

 

おしまい