しばらく有酸素で出ないとね。
疲れる…
はやぶさ新八御用帳(三) 講談社 2017年04月14日
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何かが起きそうですぞ…
今回は短編集の形をとっていきます。
様々な事件に巻き込まれてしまう新八郎。
危うく命を落としかけてしまうことも…
そして、あの「お方」が
またもや新八郎の目の前に
現れてくるのです。
感想
よいフラグだけれどもさ、危ういぞ、このフラグ。
だってその方向性を間違えてしまったら
新八郎は大変な目に遭ってしまうのですから。
なぜかって?あのお鯉が
根岸肥前守に奉公することになったからです。
もうこれはいけません、いけませんぞ。
現実にかなりいけない描写がチラホラと…
うれしいけど、うれしいけどさ!!
新八郎は妻帯者だからな。
そして「あの件(概要伏せ)」がありますからね。
本当慎重に動いてほしいものですよ。
読者側は大変にハラハラさせられております。
作品としてはどこまでも怒りを覚えた作品が
一番気になる作品だったかな。
「江戸の水仙」という作品です。
この作品は殺人という罪を犯した市五郎という男のお話です。
何とかして彼になついていた二人の子供を
引き取ろうとするのですが…
多分読んでいるうちに違和感を覚えるのではないでしょうか。
到底、この市五郎という男には捨松という男を
殺すだけの度胸はないということに。
そしてこの元妻たる人間も問題大有りだったのです。
いわゆる浮気癖があり、流されやすいのです。
ここまで書いてしまえば結末は
ある程度読めるのではないでしょうか。
おおむね予想通りの展開が待っています。
これに関してはすっとしましたね。
本当に救われる人間がすくわれているので。
あとは一見したら悪女に思える女性が
登場する物語ですね。
彼女は殿様にお手つきされるほどの美貌を持つ女性でした。
ただし彼女はあくまでも
その兄の駒でしかなかったんですよね。
だんだんと彼女はもともとの病気が進んでしまい
ついに死を目前とします。
彼女が望んだことは…
なおこの作品にはもうひとり悪党がいて
その悪党は彼女の死後にプライドをそりゃあそりゃあ
ズタズタにされる状態でさらし者になります。
女心を何だと思っているのやら。
他にもいい作品ぞろいだよ。
おわりに
これはいけない作品ですぞ。
現実にほかの作品でこの二人は
危うく命を落としかけているのですから。
(その前の描写でやべっとは思ってたけど)
これは目が離せませんなぁ!!