超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

【キモチワルイ…】高橋源一郎「虹の彼方に」

ようやく涼しくなってきましたね。

ですが私の格好はいまだに夏のままですけどね。

せいぜいクロックスサンダルではないところが秋…?

 

  

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高橋源一郎「虹の彼方に」

虹の彼方に
高橋源一郎

中央公論新社 1984年08月 

by ヨメレバ

 

 

 

 

 ナンデスカ、コレハ。

思わずカタカナで変換したいような気持ちにさせられます。

脈絡がとにかくないというか、実質ないのです。

ないです、はい。

それがわかればまあそう割り切ることができるのですが

その事実が提示されるのはねぇ…

 

感想

強烈な作品でしたね。しかも時代的に許された作品で

実は現代でこの作品を出すのはアウトとなります。

なぜ引っかかるかといいますと…本中に電番が出てくるんですよ。

おそらく当時余裕で使えていた電番ですね。無論出てくるのは企業のですけど。

 

これ巻末じゃないんですよね。

本中です、フェイクではおそらくないはずです。

まあおそらく今は使えないとは思いますけど。

(一応市外局番はメジャーな都市のでしたけど…)

 

あと実在の個人名が出てくるところ。

しかも結構なこと書いてあるのよ、フィクションであっても

まあこの作品はあくまでも「…な作品」ですので

許されるといえば許されるのですがま、地雷クラスでしょうな。

たぶんSNSで炎上来そうなクラス。

 

まあ…な作品はこの作品の最後に出てくる2つの作品で

大体勘が鋭くなくってもわかってきますが

そうでなくても、出てくる概念が分野がごっちゃになって

人の形を成している時代でおかしいのはわかってきます。

 

なので本当に率直な感想を言ってしまえば

えぐいぐらいに気持ち悪いんですよ。

しかもご想像通りに卑語まで使われておりますので

気持ち悪さマシマシ、どんぶりいっぱいですよ。

 

ブルデスの曲名以外である英単語、初めて見ましたもの。

いわゆる使わないほうがいい単語に入るやつですね。

それ使っているのそういう動画でしか見たことないので。

いやいや、気持ち悪いのなんの。

もうキモチワルイしか出てこない…

 

おそらく著者にとってはこれは誉め言葉だと思うのです。

そして…な世界の表現としてはこれほどすごい表現はないと思うのですよ。

でもね…気持ち悪いわっ!!

  

 おわりに

 ひたすら気持ち悪い気持ち悪いと連呼してしまいました。

申し訳ございません。

だってそう感じるぐらいに文章がちぐはぐして

あべこべでうわーってなるぐらいですので。

 

まあ、あくまでもそれはあれ、うん、あれだからですよ。

それならば合点承知がいくんですよね。

だからこそこの作品は「許される」というわけ。

 

ただ、読者は選ぶと思うのです。

割り切れない人にとっては怒りたくなるだけだと思います。

 

オチでしたー