超雑読と趣味と

そこに本があるだろ?ありゃあ読むのよ。

倉橋燿子「パセリ伝説 memory10」

耳凶器を2つ増やしました。

なぜ増やしたかって?使うジュエリーが今輸入が不可能なため。

現状再開が来月上旬からなのでなくなり次第施術ができなくなるからです。

 

 

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倉橋燿子「パセリ伝説 memory10」

パセリ伝説 memory 10
倉橋 燿子

講談社 2009年07月16日 

by ヨメレバ

 

 

 

 

今回は読書注意です。

私は読んだときに強烈なショックを受けました。ええ。

この時点で結構お察しだとは思います。そう、いわゆる起きてはならない事態が

起こってしまうのですよ。これはちょっと私もきつかったなぁって。

だから、もしもお子様が読む場合はショックを受けてしまった場合は

ケアをしてあげてくださいね。大人ですらこのありさまですので。

 

感想

一番打ちのめされてしまうことでしょう。悪がはびこるのですから。

キャプテン・リンが一番暗躍する巻となっておりそれと同時にどうして

フラム国がおかしくなってしまったかをうかがい知ることができます。

 

でもこれをただ憎むだけではそれで終わってしまうのです。

なぜならばよくよく読んでいくとフラム国は我々の住む世界そのもので

決して、悪というものは縁遠いものではなくて身近にあるということなのですから。

 

そして、もう今回はどうにもならないぐらいに絶望しか用意されていませんが

明らかに不利な状況になってしまったパセリたちに

ちょっときつい物言いをするけれどもまっとうなことを言うアシュレという

イケメン(!!)がいるのです。

 

彼はひねくれものだけれども言っていることはまっとうなんですよね。

完膚なきまでに火の国に打ちのめされ、最悪の事柄まで起きてしまって

希望の一筋すらも抱けなくなっているパセリに、救いの手を差し伸べるのです。

 

優等生であり続ける必要はない、ということ。

これはね、実はマリモも持っていたことなんですよね。

その期待がために彼女は押しつぶされて、結果純粋に生きられるパセリを

疎ましく思っていたわけで。

 

パセリもやはり、世界を守るという観点上

どうしても模範じゃなければならないという強迫観念に

陥っていたのだと思いますね。一番上で動かないといけないという苦しみ。

そうなると優等生でないといけない、と思ってしまいますよね。

 

完璧という言葉は本当は人間の世界においては存在しないと思います。

物語の世界にも、ないと思いますよ。人が作っているんですから。

だから時に最悪の事態に陥ってしまうのです。

 

でも、これは言えるのですが火の国にはあるものが欠如していますよね?

パセリたちのような「信頼できる関係」が存在していますか?

ミモザもリンもそうだけれども、信頼しているという関係性を

感じることができませんよね。それと、今一時的に火の国側にいる

隼人にもそれを感じません。すでにミモザとの関係性も危ういです。

 

信頼されないということは…たとえその悪ははびこったとしても

どこかでほころぶということを意味すると思うのですよ。

だからどうなっていくか…

 

でもこの巻は本当に読むのがつらかった。

いわゆる純粋さの喪失、というものが出てきたのですから。

 

おわりに

残り2巻となりました。長かったような短かったような…

どう展開していくか。しっかり見ていきたいと思います。

 

おわり。