作品に一種の気持ち悪さが付きまとう作品です。そりゃあそうです、人が忽然と消え去ったり、その人間を探し求めたらヒエーな光景を目にする羽目になるのですからね…
刊行年の都合上、もはや情報としては古いものとなっています。特に携帯の部分はね。より一層の技術進歩は我々を息苦しくさせているのかもしれませんね…
多分この本は読み始めてすぐに「え…」と思われることでしょう。なぜそう思うかはあまり詳しく書いてしまいますとこの本を読む意味を一切見いだせなくなるので言えません…
この作品は映像化されたりこの子たちのその後も出てきたりとあまりにも有名なシリーズです。それぞれ違った色のある3人。3人寄っても…スットコドッコイだな(笑)
テーマは「惑」。ある種迷うと重なる部分もあるかもしれませんね。意外な驚きだったり、突然の状況の変化に戸惑ったり…様々な描かれ方がされています。
この作品は一般枠で出ている本ですが、振っているルビからおそらく中~高校生ぐらいも対象に入るんじゃないかと思いました。人によっては刺さると思うよ。何かするのも大事…逃れるのも大事。
表題作のほかに短編3つ、エッセイが3つ入っています。エッセイ以外の作品は原則「男女間のえげつない奴」が含まれているのでちょっぴり読書の際に気を付けてくださいね。