超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

【さあ、長い長い旅の始まりだ】那須正幹「それいけズッコケ三人組」

先日コスパのいい2社のうちの1つから3kgのプロテインを買いました。

もう1つのコスパのいい会社のプロテインも実においしかったので

いくつかフレーバーを試していいのがあれば3kg購入したいです。

(あ、GronGも武内製薬もどっちも甲乙つけがたいよ!!)←ダイマ

 

 

 

 

那須正幹「それいけズッコケ三人組」

それいけズッコケ三人組
那須 正幹

ポプラ社 1983年12月16日

by ヨメレバ

 

 

 

 

個性的な三人組、登場。

勉強家(に見える子)、好奇心旺盛な子、のんびり屋さん。

それぞれに違った個性があります。

そして小学校6年生らしい

ちょっと背伸びしたい年ごろがうかがい知れたり…

 

そんな彼らをのぞいてみませんか?

 

感想

長い長い旅が始まります。

本編は50冊、そして時系列が進んで大人になる作品もあります。

(ちなみにそのアフターのほうも実はYA向けになっています。

さすがですよね。あと本編を読むとにんまりできる模様)

 

そんな彼らの始まりは…

ハカセ君の災難から始まります。

 

彼、非常によくないことにトイレで勉強をするという

悪癖があるわけです。

しかも彼が住む場所は…団地です。

繰り返します、団地です。

 

つまりトイレは…うん、そういうこと。

そんなことされちゃあ家族はたまったものじゃありません。

クレームビービーものでございます。

 

そんな彼がルーティンのトイレで出くわした緊急事態

どうやって彼はその緊急事態を

打開したのでしょう…

 

あ、平和ですからね。

おっかなく考えなくていいですよ。

 

平和じゃない作品もありますよ。

悪いことを考えた3人組が

クラスの女の子をビビらせようと

怪談話をでっちあげるお話もあります。

 

もう彼らのことですので

何かが起こるわけなんですよ。

しかもそれがシャレにならないわけでしてね…

 

これ、子供向けの作品だけれども

この部分に関してはマジでおっかない代物になっています。

なんということでしょう…だからね!!

 

著者の作品はどうやら

時に批判も受けたようです。

多分この作品の「花山駅の決闘」なんかは

批判の矢面に立っちゃうんじゃないかな。

一応本当に決闘になっちゃうから。

 

でもね、手段は確かによくなかったけど

モーちゃんに理不尽な思いをさせた子たちに

ちょっと意地悪な手段を使って立ち向かい

その後真剣に立ち向かった彼らは

真っ正直な子たちだと思うの。

悪いことは「いけないよ」と言っているのだからね。

 

そういうところは確かにまずい部分もあるとは思うけど

こういうのを一緒に考えて子供と話し合うのも

大事じゃないかな?

 

おわりに

思ったよりも濃いお話だったなぁ。

最後に出てくる小学生ながらも結構でっかいことを

やらかすところなんか侮れないな、と思ったし。

 

でもその方向性はいけないことだからね。

先生も怪しんでいたもん。

ただ、それを生み出すまでの努力は間違ってないよ。

 

時代は感じる部分はあるけど

彼らは間違いなく、輝いているよね。