暑さの暴力はいけません。
しかも明日は絶対に出ないといけない案件となりました。
最大限の対策をして、行ってきます。
怪奇クラブ 東京創元社 1993年08月
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これは何と嫌な感覚
不思議だけれどもとっても気持ち悪い感情を覚える作品でした。
ある二人の男に関わった人間が話し始める物語。
一見つながりがなさそうに思えますが
いやいや、なんか見たことのある…
感想
この何とも言えない感覚を覚える、というのが
この本の売りともいえるでしょう。
ある種の不思議な出来事に関わった人は
ことごとく姿を消してしまうのですから。
で、その人たちはどこへ消えてしまったのか?
ほとんどは行方知れずとなってしまいますが
何例かはその後がきちんと出てきます。
まあ、その光景に関しては後味のいいものとは
決して言えないものとなっております。
そこに未知の現象というのが絡んでいるために
なかなかタチの悪い代物となっているのです。
ただし、一見すると奇怪なものの中には
おそらく現行では法律に触れてしまう
何者かを摂ってしまったであろうお話も出てきます。
(それは最近タイーホされた人いますよ、有名人で)
それをもらったであろう人がたどる末路が
まさにその摂取をした人と同じ感じなんですよ。
元気にはなるのだけれどもその後が明らかにおかしいというね。
多分その物語の当時では正式な名前は
なかったんじゃないのかしら…
この作品は表題作の作品なのですが
結末も何かがありそうな感が強くなっています。
なお、もう1つの作品はこんなにグロくはなくて
むしろ不思議に満ちた雰囲気の作品となっております。
最後に出てくるそれはいいことが起きた作品ですので…
おわりに
この作品は基本的にそこまで印象は残りませんでした。
なぜかといいますと文章構成に難があって
非常に読みづらいのです。
それがアダとなってしまっていますね。
それゆえにこの作品はあまり認知されないどころか
「汚らわしい作品」として評価されてしまったのでしょう。
確かにグロテスクの過ぎる作品もあるのは確かですので。
個人的な感想で申し訳ないですが
あまり私にはあいませんでした。
残念無念。