超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

【敵は狂気じみている…】冲方丁「マルドゥック・ヴェロシティ2」

このシリーズは2巻目。次で一応ラストとなります。ボイルドとウフコックたちの前には巨大な陰謀が立ちはだかります。ギャングや財政・法曹界までも巻き込む巨大なもの。そしてその一部の人間には恐ろしいまでの真っ黒な事実が…

【目的を遂行するために使われる毒】アミの会(仮)「毒殺協奏曲」

女性だけの集まりですがゲストに二人、男性がいます(しかも有名どころ!!)今回はなかなかダークな展開しか見えてこない「毒殺」だけれども実は最初の作品でクスッとなってしまいました。(ただしかかわりのあった人限定)

【彼は早すぎたんだね、その時代には】板谷英紀「銀河鉄道をめざして」

教科書の教材に使われたりすることもありますので名前を聞いたことのある人は多いでしょう。読み終えて感じたのは「生まれるのが早すぎた」んですよね。特に農業技術観点から言えばまさにそう。だけれども、今はもう当たり前だもんね…

【なぜ、その身体になった…?】ブランドン・サンダースン「エラントリス(上)」

ファンタジー系は正直、苦手です。ある有名な児童書のファンタジーである人が同族嫌悪になりそれ以来だめです。あとある映画の元の巻がトラウマ巻というのもあり…この作品は割と影響なく、読めました。ある体の変化により国を追われた王子と彼を探す婚約者の…

【かつて彼は、黄金ネズミのパートナーだった】冲方丁「マルドゥック・ヴェロシティ 1」

前作の終わり際に結構意味深な描写があったので絶対この部分は押さえるとは思いました。この物語は前作の天敵、ボイルドのお話…

【奇妙な文様は、危険な香り】高田崇史「QED 出雲神伝説」

この作品はちゃんと作品を読んできたあなたならば、本編の終了間際にニンマリできることでしょう。ある忍び集団の関与をにおわせる事件。だけれどもそこには…?

【直接かかわったからこそ】渡辺敬一郎「最強の名馬たち」

私はギャンブルとしての競馬は興味はない人です。ただし、育種としての競馬は興味があります。なぜかって?人間ではありえないほどのインブリードがあったり気質面に関してとか気になるので…