久しぶりにあるものをまじめに組み立てる。
綺麗に仕上げられた。
うれしいね。
早川書房 2012年08月
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強大な敵たちが迫る…
処分されるはずの仲間たちはその魔の手を逃れ
証人保護システムの人員として
活動をすることになります。
しかしながら相手はこのマルドゥック市を
席巻しようと企む者たち。
それはギャングたちばかりではありません。
財政回、そして法曹の世界までも
巻き込むほどのものだったわけです。
感想
相変わらず、この作品はなかなか黒いのと
敵が大変わかりやすいぐらいに狂気に満ち満ちていらっしゃります。
ボイルドたちの前に12人の気がくるっているとしか思えない
人間兵器が立ちはだかることになるのですが
能力もそうなのではありますが、まあまあ人格が崩壊しています。
(それを言ったら09任務のメンバーも大概ですが)
しかも操る武器もひどいのがおりましたね。
G(あるゲームではあれとか言われるアイツ)が武器なんて言う
もうお菓子食べながら読んだら詰む敵がいるんですよ。
まあその他に出てくるやつもイカレテル、気狂い…という言葉がぴったりで
しかも暴力的ですのでモノ食べながら読んじゃいけないやつです。
それとこの作品で出てくる敵となるであろう連中も
まあまあいかれている、いやいやもうメーターが振り切れるんじゃねーの?
というぐらいに大概です。
おそらく何らかのものを「選別」するために子孫を殺すなんて言う
行為は朝飯前のように行われてしまいますからね。
それとその関係者には恐ろしい能力を持つ者もいます。
それがネイルズファミリーのナタリア。
彼女の能力は強力で「内蔵型殺人兵器」と言って差し支えない力を
持っているのです。
なので彼女は保護対象に入ります。
その際にあることをボイルドと行うのですが…
これはおそらく後々の伏線に入るのでは?とにらんでいるのです。
ただしその兵器の特性ゆえ、特殊な手順を踏みますが。
だんだんと敵たちの思惑がはっきりしてきたころ、
最悪の事態が09のメンバーたちに降りかかるのです。
そう、証人が…
おわりに
次の巻でどうしてそうなったか…が判明するのかしら。
もう破綻は目に見えているけど
気になってしまうよね。
それとさっきの気になる伏線はどうなるんだろうな。
ちゃんと記憶の片隅に焼き付けておこ。