超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

【山を侵略した不届きものが…!!】那須正幹『参上!ズッコケ忍者軍団』

 

雨だ、休養だ。

うれしいけれどもこのままだと枯渇だ…

 

 

 

 

那須正幹『参上!ズッコケ忍者軍団』

参上!ズッコケ忍者軍団
那須正幹

ポプラ社 1999年04月30日

by ヨメレバ

 

 

 

 

秘密の場所が大変なことに

ただ彼らは虫を取りに来ただけなのに

突如現れたドラゴン軍団と称するやつらに

理不尽にスパイと疑われた挙句

エアガンで銃撃されてしまったのです。

 

その話を聞いて、何とかみんなの

八幡谷を取り戻そうと

ハチベエたちが動くのですが…

 

感想

多分これ、子供が読むのと大人が読むとでは

ものすごくがらりと印象の変わる本だと思うな。

 

結構著者の本は「また手に取ってもらう」ということを

示唆しているのか、そういう作品が多いんだ。

 

あとお子さんと一緒に、という意図もあるんだろうね。

ただ、一部に関しては子供だけで読もうねなやつはあるの(笑)

お楽しみシーンの付く修学旅行のあれね。

 

ここで、ここを読んでいるよいこのみんなにおしらせね。

エアガンは、ちゃんとしたばしょ、もしくはかっこうをしているひとだけ

そういうゲームのなかでやろうね。

 

まちがってもこのほんのようにそうびのないこをうっちゃだめ!!

 

これ本当におっかないことなんだ。

本中のハチベエがそうなんだわ。

首に当たって気絶した描写があるでしょ?

これ最悪取り返しのつかないことになるの。

 

どうしてそうなったかは

一度はハチベエたちが大敗を喫して

辱めを受ける羽目となったドラゴン軍団の内情を

知ればわかると思うな。

 

ここにこの年代の子にしては相応しくないものがあるの。

だからこそ危険だしこのまま野放しにはできないのよ。

結構本格的なエアガンが入ってるの。

だからこそ危ないの、生身じゃ。

 

それと居場所のなさもあるんだろうね。

特にくの一ができる際に

どうやらドラゴン軍団のメンバーが塾にいたようで

くノ一の子たちが教えてくれたのよね。

 

これ絶対ストレス発散だよね…って。

だから大人視点で読んでいくといろいろ見えてくるの。

それだからこそ、よく「児童書じゃない」批判が出てくるのよ。

 

でね、こんかいのMVPはいい子なんだけれども

「わるいこと」を考えさせたら世界一といっても過言でない

われらがハカセ君です!!

 

仲間たちの偵察行為ですでにアジトは見つけていたので

そのアジトにとんでもない仕掛けを施すのです。

(ただし中身は一応アレなのであえて言いません)

 

だけれどもこのおかげで

理不尽な攻撃を今後八幡谷では

受けることがなくなったのはよいことだとは思いますよ。

 

しかしハカセ君、なかなかにやりすぎだからね…?

ほどほどにしなさいよ…?

 

おわりに

なかなか面白かったけど

親御さんはカンカンになるやつ!!

でも本当に良い子のみんなはサバゲの格好してない子に

エアガン向けちゃだめだからね!!

傷の描写がひどかったでしょ、絶対ダメ!!

 

そしてハチベエは憧れの子にまたもや

嫌われるのでした…

乙女の心分からなすぎなんだよ!!

 

おしまい