なんかあったかい日だったな…
明日はそうでない模様。
出る日に限って…
葬祭の日本史 講談社 2004年06月20日
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必ず通るであろうもの
かの病の流行により、唐突に…という
事柄が身近に感じられるようになりました。
ただし、この病の場合はおそらくこのような死後の手順は
踏まれることはないようですが…
これもまた、悲しいものですね。
この本でははっきり言ってしまえば忌み嫌われる
死のその後に関しての本です。
感想
火葬が当たり前のようになっているのはレアだそうですね。
そういえば、先日のニュースで土葬で…という記事を
どこかで目撃した気がします。
主に宗教上の理由というのがありますが
どこかそれに違和感を持ってしまうのは
「火葬」が当たり前に日本では根付いているからでしょう。
(もっとも、宗教上の理由でそれを望む人を反対する気はありません。
その人の権利は尊重されるべきです。)
まず冒頭から結構豪華なんですよね。
明治時代のある有名な人の葬列というのが出てくるのですが
それが今では考えられないほど豪華なのです。
これほどの人員が練り歩いていること自体がもう目が点。
しかもどんな人が歩いていたのかという図説も丁寧についています。
今でこそ死は本当に…だけど
ここまでくると人が亡くなる=一大イベントなんですよね。
人がやってくるぐらいですから…
あ、この有名人の葬儀というのには連ドラに出てきた
ある登場人物も出てきます。
思わずその芸能人が頭に浮かんだのは秘密、ということで。
それと意外に知られていない火葬場に関しても紹介されています。
焼く形式も複数の種類があるということにも驚きましたし
焼き方にもきちんと工夫が凝らされていることにもまた。
なお、私の普段つけているもの(ピアスじゃないぞ)は
棺の中に入れちゃいけないみたいです。
骨になったときに難儀するから。
やむを得ず入れた経験があったそうですが
何とか事なきを得たそうです…
その他にも私は全く出会えたことのない
踊り念仏に関しても出てきました。
どんなものだろう、と興味深かったですね…
おわりに
終章のみが情報が古くなっています。
まだ出版時にはエンバーミングという技術は日本では発展途上の
技術ではあったので。
(出てくる団体、実存しますしホームページもあるよ)
この技術に関しては魔法使いのような人たちだな、と思いました。
それを司るにはそれはそれは多くの知識が必要です。
場合によっては状態保存の液体を工夫しないといけない場合が
あるみたいですので!!
この方文章うまいな…
長さを感じなかったよ…