超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

【宿敵、あらわる】ナンシー・A・コリンズ『ゴースト・トラップ』

またピアスを増やしました。

1箇所復旧のしようのない排除になったついでに

元々増やしたい場所増やしてきました。

ただ、今回で完結はならず!!

 

 

 

 

ナンシー・A・コリンズ『ゴースト・トラップ』

ゴースト・トラップ
ナンシー・A・コリンズ

早川書房 1997年05月

by ヨメレバ

 

 

 

宿敵との対決

ソーニャはもともとはこの姿ではありませんでした。

宿敵に汚辱の限りを尽くされたのち

この吸血鬼様の体を得たようです。

 

ちなみにもう一人の存在が

ソーニャの中にはいます。

恐らく生前の時の彼女でしょう。

どこか幼く、向こう見ずなのは生前が

そんな感じだったのかも…

 

感想

今回はサイバーパンク色は鳴りを潜めています。

純然なファンタジーというわけではありませんが

今回宿敵であるモーガンとの対決の際、

ちょっと一筋縄ではいかない展開が待っていたので

そのために魔法を使うこととなるのです。

 

ちなみにその際にモーガンの思惑を1個つぶしているため、

彼は大変な怒りをソーニャは仲間であるパーマーへと

向けることとなるのです。

 

そしてそんな中で決定的にこの後の展開を買えるであろう

ある一イベントがあるのです。

それこそがモーガンが願っていたことなのですが

実はソーニャが先手を打って彼の手には渡らなかったのです。

 

だいぶそのあとにその思惑のキーが彼の元から離れたことに

気が付いたのですが、実はすでにパーマーが

そのキーとなるものは確実に守ってくれる存在が

届かない場所へと持って行った後でした。

 

今回は巨大幽霊屋敷での戦いとなります。

その中にはモーガンの手先ともいえるとんでもないやから(火を操る魔物)や

彼に食われてしまったマッドサイエンティストも出てきます。

 

この作品はね…本当ファンタジーのレーベルで出されているけど

残虐描写が多いのと、結構強力な力を持っている

人物がパタパタと終盤死んでいくのよね。

 

特にキーである存在の関係人物は終盤に

モーガンの魔の手にかかってしまい

無残な殺され方をしますので。

もう少し救い合ってもよかったと思うんだけどな。

 

おわりに

ただこの作品に関しては今回はエピローグ部分に

救いが見いだせるということかな。

パーマーも読んでいけばわかりますがソーニャ側の人間に

なっていくわけで。

 

次でシリーズはラストなのよね。

この戦い、どうなるんだろうねぇ…