超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

【みょうちくりんな生き物たち】尼岡邦夫『深海魚』

日常の生活の中ではお目にかかることのできない深い深い海の世界。そこには光が届かない、かつ食料資源も乏しい中で工夫を凝らして生き延びる魚たちがいるのです。

【声をなくした少年の行き着く先】スティーヴ・ハミルトン『解錠師』

この作品はミステリー分類ですが一人の少年だった人間のたどった記録、と言ってもいいでしょう。なぜ彼は犯罪へと身を任せなければいけなかったのか…

【人というものは勝手ですなぁ!!】ロバート・シルヴァーバーグ『生と死の支配者』

その男は、命の選別をする権限を持っていました。冷酷そのものな男。だけれども、一人の男の関係者を殺す勇気はなかったようで…だけれどもその決断はやがて大きな争いとなるのです。

【人よ、傲慢さに気づけ】ジェイムズ・P・ホーガン『断絶への航海』

本来の畑に帰ってきた気がします。やっぱりSFは読書ライフの始まりだけあってよいものです。この作品は序盤に意味深な描写があります。でもフィクションだからね…と言い切りたい。

【ひどい名前を付けてさしあげない】村上春樹/安西水丸『村上朝日堂の逆襲』

今回も濃いお話、集まっています。なるほどな、と思えるのもあったり。そして今回は画伯ではなくて別のちょっと癖ありな人が変な名前を付けられてしまっています。かわいそうに…

【結構問題作だったり】那須正幹『ズッコケ山賊修行中』

これは児童文学だけれども無茶苦茶考えさせられる作品。どうして三人組はこの圧倒的絶望な状況から抜け出せたのか…ちゃんと答えはあるのですよ。

【文章を書く人の一生の命題】松林薫『迷わず書ける記者式文章術』

文章を書く、ということは何回やってもなれないものです。なぜかって、このニッチもニッチの果てのこのブログを見りゃあわかるだろ(苦笑)ただし主要なポイントというのはあるわけでして…