超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

【おいてけぼり】吉野まほろ「探偵小説のためのエチュード『水剋火』」

この世界には数多くの本があります。文章の表現も様々。一応私も数多くの本を読んできた身ですが、ここまで癖が強烈な本、なかなか見ませんぞ!!

【彼女は眠り、忘却する】西尾維新「掟上今日子の備忘録」

ミステリーには探偵というものが重要な要素を持っていたりします。ですが、この作品に出てくる探偵は「記憶リセット」がなされてしまうのです…!!事件は解決できるの?いや、できるのです。

【ギャグ系SFがおもしろい】大森望責任編集「NOVA 9」

シリーズもあっという間に9作目となりました。もう数冊で読み終えちゃうのかー…今回は面白系の作品が光るのと、今となっては親近感の枠要素を扱った作品が印象的なものがありましたね。

【相変わらず、濃い、突き抜けてるな!!】Vanessa「ネガティブ思考を美味しくいただくために」

あっという間に2冊目が出てしまいましたよ。動画を見るたびにどうしてそうもポンポンと言葉が出てくるのか。もう尊敬しかないのです。今回は巻末は必読。

【物事が、崩れる】佐野洋「最後の夜」

ワクワクを楽しむミステリー、それもまた良いなと思います。今回の作品はそういうのではなく大人の色香を持つ作品ばかりです。男女の関係がもつれたとき…いろいろあるものですな。

【背景濃厚、真相あっさり】高田崇史「QED 東照宮の怨」

世の中にはよくよく調べていくと出てくる、思わぬ事実というのがあります。この作品にも、そんな事柄が隠されていたりします。そして人というものの恐ろしさも感じるかもしれません。

【とても難しい問題】トニ・モリスン「青い眼がほしい」

ここに出てくる問題は人種、という枠を取り払うとどこにもある問題です。そうなる原因は種々でしょう。でもそう生きていくことは幸せになんかなれない、ということ。