超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

【最強最悪の悪女現る】イーヴリン・E・スミス『ミス・メルヴィルの決闘』

 

明日も行ってくるよ…

さすがに今日は雨に追われる日だったので

自分の用事は後回しに。

 

 

 

 

ミス・メルヴィルの決闘
イーヴリン・E・スミス

早川書房 1992年12月01日

by ヨメレバ

 

 

 

 

なぜ、ここに…?

かつてメルヴィルに深い憎しみを与えた女が

なぜか再び相まみえることに。

 

そしてどうやらこやつ、

つらーーーっとある国の次期継承者の

母親となっていたようで。

 

実はメルヴィルはこの女性をバーンするように

依頼を受けていたのです。

 

何度も断っていましたが

実はやらざるを得なくなったのです。

 

だってこの女も、メルヴィルを

亡き者にしようと考えていたのですから…

 

感想

シリアスだね、シリアスな展開来たぁ!!

とお思いでしょう?ね、思うでしょう?

 

しかしながらね…

最終局面がえらいこっちゃなのよ。

もうこれだけで全部持っていきやがったからねこれ。

 

あまりに展開の整合性を合わせようとすると

こうなってしまうものなのかねぇ…

まあけっこう面白かったからいいんだけどね。

 

本当この悪女はどこまでも悪女。

名前をベリーといいます。

昔からこいつはメルヴィルどころでなく

周りの人の弱みを握って脅迫してくる

最強最悪の悪女でした。

 

ちなみにその弱みを握る手段はなんと

王位継承の権利がある息子、サーウォー二世にまでも

行っているのです。

 

その弱みが何かはまあなんとなくわかるかな。

ちなみにですが、このサーウォー二世は

この悪女であるベリーには似ていないほどに誠実で

洞察力のある人間となっています。

 

ちゃんとこの一連の案件にメルヴィルが

巻き込まれる経緯を察していましたしね。

 

まあこの悪女は本当にどこまでも国のガンでしたね。

国の金を持ち出していた挙句に

悪い連中を国内に引き入れようとしていたわけで。

(それゆえにこのガンジスタンという国は発展しなかった)

 

サーウォー二世はちゃんと愛しの女性がいましたが

このガンのせいで先が進まなかったわけです。

それにこの女性は聡明な女性でその黒さをわかっていましたしね。

 

で、最後の局面ですがね…

彼女に味方する連中がまあドジばっかり踏むんだよね。

一人はあっけなく尾行に気づかれてメルヴィルに変態呼ばわりされ

周りにもそう呼ばれて自滅。

 

もう一人は最初のターゲットだった男で

こいつも悪女と関係のある男でしたが

こいつもものを破壊する大ドジを踏んでやっぱり自滅。

で…(以後お察しください)

 

悪女に関してはもうね…見ていられなかったわよ。

こんなんでメルヴィルと同じスナイパーだっただと??

嘘だと思う、うん!!

 

おわりに

なお事件が終わった後にさらにすっきりすることが。

まあ彼女に関しては一人が似合うと思うんだ。

なんか彼ぴっぴとスゥイートな時間を過ごすのは

似つかわしくないしな。

 

いろいろ面白かったです。

はい。