超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

【やっべえ連中、大集合】アンドリュー・クラウン『秘密の友人』

やり抜いたね。

お疲れさま。

 

 

 

 

秘密の友人
アンドリュー・クラヴァン

角川書店 1994年03月

by ヨメレバ

 

 

 

 

ある殺人犯に関わったら…

その男は精神科医でした。

今日も様々な患者との対話をしていきます。

 

そんな中、借りのあるサクソに

ある女性を見てほしいと依頼されます。

 

それは有名な事件の殺人犯の

女性でした。

 

しかし、その人とかかわったとき、

彼の家庭に犯罪者の影が

迫ることになって…

 

感想

海外作品らしいやつでしたね。

いわゆる性的要素が多い作品です。

 

まあそういうのは割り切れるんですけれどもね。

この作品に関しては快楽殺人者が

犯人の一味に紛れているのです。

 

実はこの作品の主人公のコンラッドは

ある理由によりやつらに利用されるのです。

 

と、いうのも実はこの殺人犯の

エリザベスにはある悲しすぎるというか

壮絶な過去があって、

エリザベスと彼らは接点があるようなのです。

 

それは、彼ら犯罪者一味を

一発逆転に持ってこれるほどの

秘密なわけなのですが…

 

その際にやつらは鬼畜なことに

コンラッドの愛娘である

ジェシカを誘拐してしまうのです。

 

幸いにも彼らにも両親はあったので

ジェシカは傷つかずに済んでいます。

ただし、一人だけはそうではないですね。

(快楽殺人者のマクスウェルを除く)

 

何やらこの犯人グループにも

あまりよろしくない過去があるようですねぇ…

 

ちなみに彼らの脅迫方法は

一見すると隅から隅まで監視しているように

思われてしまいますが

実は序盤にどうやっているかのヒントは

しっかりと提示されているんですよね。

 

そう思うと見事なまでの

欺き方だと思います。

ニセ刑事も稼働させていますがね。

 

ただし、彼らはいろいろと仕損じており

結局娘をなんとでも探すという

コンラッドの愛により

彼らの狙っていたものと潜伏場所は

あっけなく看破されます。

 

それと屁こき刑事の

正義の一撃(よくない)の力によっても

彼らの潜伏先は漏れます。

あのニセ刑事がとっつかまったわけで。

 

減らず口をたたいていましたが

屁こき刑事ダヌンチオの尽力(?)により

見事に屈服してしまうのです。

 

そしてついぞ来た憎き奴との対峙。

相手は快楽殺人者かつ巨人です。

どうやってマクスウェルはあいつを…

 

それはお楽しみですね。

…あまり楽しみではないなこの作品。

正直読後感はよくないからねぇ…

 

おわりに

やっぱり子供がえらい目に遭う作品は

読んでいてつらいよねぇ…

 

幸いにもあの悪魔の手にかかる前に

どうにかなるようにはなっていたけどね。

というか目的達成したのならば

消すような行為するなよと…

 

面白い作品だけれども

読後感最悪よー…