超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

【暗雲が立ち込めてくるぞ…】平坂読『僕は友達が少ない4』

明日も結局行くことになりそうだね。

うん、おやすみは結局ないね。

だけれどもやらないといけないこと。

それをいやとはねつけてはいけないの。

 

 

 

 

平坂読『僕は友達が少ない4』

僕は友達が少ない4
平坂読

メディアファクトリー 2010年07月

by ヨメレバ

 

 

 

 

再び友達と会えた

小鷹は再び友達…三日月夜空に会うことができました。

 

しかしながらそのブランクから関係性は

なかなか変わることはありませんでした。

 

むしろこの事実は二人だけの事柄なので

無論、隣人部のメンツには秘密にしておく

必要がありました。

 

だけれども、それが想わぬ事態を

招くことになろうとは

誰がおもったことでしょうか…

 

感想

待望の関係性、と思うでしょうが

あくまでも隣人部は「友達がいない」を

コンセプトにしているのでこれがばれてしまうのは

大変よろしくないわけでしてね…

 

なので二人の関係性は秘密、

ということになっているのです。

 

まあ、実を言うとお疲れ様会の時に

危うく関係性がばれてしまいそう

(小鷹のうっかり発言)になってしまいますが

何とかごまかして切り抜けます。

 

まあ、このいきさつの後にも

さらなる特大級の危機が二人の間に

降りかかることになるんですけれどもね。

(夜空にしたらそうなった場合最悪の)

 

まあある種のゲームのよくあるパターンです。

私はそういうゲームがクッソ嫌いなので

参加したことはありませんけどね。

 

私が惹かれたのはチョロインちゃんのマリアだね。

前々から言われているけど彼女は天才なんだよね。

10歳の天才。

 

それがうかがえる描写が

ある種別世界から帰ってこない小鳩の

一向に終わらない夏休みのしくだいを

隣人部総出で手伝うというお話。

 

まあ一番その科目に手を出してはいけない人が

お手伝いをして解答が

それを提出した場合は即退学ものの

トンデモアンサーを生み出していたりしましたが…

 

その中で涼しい顔で問題を解いていたのが

天才シスターマリアちゃんでしたからね。

 

でも彼女の下品マシマシの美人姉曰く

彼女はやっぱり人間性のかけらは

このさえすぎた頭脳のせいでアレだったそうな。

 

つまりね…星奈と同じようなことを

やらかしたというわけですよ。

まあ星奈はもう戻れそうもない末期だけどね…

(おや、どっちも頭脳明晰だなぁ)

 

ちなみに、今回は星奈のうちでサービスシーン(?)

らしきものが出てきます。

らしきものなので真に受けないように。

 

おわりに

この秘めた関係性っていうのがもどかしいけど

ばらしてしまえばあっという間に隣人部の

意味合いはなくなってしまうからね。

 

でももうね、友達はすでに

彼らの近くに普通にいるの。

それは読んでいてわかるよね。

 

なぜそのままなのかは気になるところだね。

もう十分にボッチではないのに。

 

 

おしまい